
26カ国・政府の公用語となっているフランス語。英語と並び多くの国際機関で使われているほか、観光業においても重要な言語です。本学科では、1・2年次で日常の自己表現ができるレベルのフランス語力を修得。卒業時には専門的なテーマのプレゼンテーションや簡単な通訳ができる語学力を目指します。また、フランス語圏の文化や社会について深く学ぶ授業や、フランス語で日本文化を学ぶ授業を通じて、日本とフランス語圏の懸け橋となる人材の育成に注力しています。
初級から無理なくコミュニケーション力を身に付けられるよう配慮した「総合フランス語」から、高度な翻訳・通訳能力の育成を目指した「翻訳通訳フランス語」まで多様なレベルの授業を設定し、実用的なフランス語力を培います。
フランス語圏の言語・文化・社会に精通した教員と共に、4つのゼミや「フランス語圏の社会と文化」の授業などでフランス的価値観を多角的に学びます。また「観光フランス語」では、観光大国フランスの魅力を掘り下げます。
「フランス語で学ぶ日本文化」では、京都という立地を生かし、観光名所や伝統工芸などをフランス語で説明できる力を身に付けます。卒業生には、フランスの大学などで日本語講師として活躍する人もいます。
自分の可能性に気づくためには、チャレンジは欠かせない!という思いから、フランス語プレゼンテーション大会やフランス語で演じる語劇祭に出場。先生の後押しもあり、人前に立って表現する貴重な経験ができました。
李 佳秀 さん
外国語学部 フランス語学科 3年次生
(兵庫県 東灘高校出身)
※2024年3月現在
言語は学べば学ぶほど楽しく、2つ目の言語として履修する英語との共通点を探しながらフランス語運用能力を高めています。「2言語同時学習」では、有名なハリウッド映画のフランス語版と英語版のセリフを解説してもらった授業がとても面白く、楽しみながら語彙力アップにつなげることができました。また京都外大では、さまざまな国籍を持つ人との交流を通して多様な価値観に触れられるので、物事を多角的に考えることができるようになりました。
藤原 匡都 さん
外国語学部 フランス語学科 2年次生
(新潟県 北越高校出身)
※2025年3月現在
他大学と比較してネイティブの先生が圧倒的に多いことが、入学の決め手になりました。少人数の環境で先生方が親身にサポートしてくださるおかげで、自然と学びへのモチベーションもアップ。フランス語だけでなく文化や社会構造についても学び、現地の人の考え方と社会構造の結びつきなど、さまざまな角度からフランスを知り面白さを感じています。現在は、学力を上げるため語学検定試験の受験に向けて、外国語自律学習支援室NINJAなどを活用して対策に励んでいます。
フランス文学をグループで読み解き、考えを語り合う中で読解力と発信力を鍛えます。時代を超えて読み継がれる作品や仲間の言葉に触れて思考を深め、自分の感性の価値を実感してください。
外国語学部 フランス語学科
中山 智子 教授
多くの外国人が京都を訪れ、日本文化について知りたがっています。彼らにフランス語で日本文化を紹介できるように、自分の知識を深め、コミュニケーション能力を磨くための科目です。
フランスの歴史・地理・社会・文化を概観し、日本と比較して考察する授業です。フランスをより身近に感じられるように、映像や写真を多用し、視覚的に楽しみながら学びます。
フランス語教育、漫画のフランス語訳など、フランス語に関するテーマを各自で研究し、卒業論文を執筆。メインはアンケートやインタビュー調査です。また、フランス語関連のイベントに参加することもあります。
フランス語の授業は入門からスタートし、1・2年次で日常のコミュニケーションができるレベルを目指します。また、フランス語圏ならではの価値観を多角的に学修。3・4年次では、社会で役立つ翻訳・通訳能力を養い、観光大国フランスの魅力を深掘りすると同時に、日本や京都の伝統・文化をフランス語で紹介できる能力を身に付けます。
学生時代はフランス語の学びを深めるためにフランス語研究会で語劇に挑戦し、語劇委員として活動。他の外国語を学ぶ学生や社会人と交流を重ねる中でコミュニケーションやリレーションを持つ場に興味を持ち、営業職を選びました。大学では先生との距離が近いため、初めは緊張したネイティブの先生への質問も自然とできるまでに成長。外国語でアクションをとる積極性にもつながりました。今は東京の支店に勤務し、国際展示場などで海外の方に自社製品を紹介する機会も多いですが、大学で身に着けた力を発揮し自分から外国語でアプローチできることが強みになっています。
京都機械工具株式会社(KTC)
深川 椋介 さん
外国語学部 フランス語学科 2021年度卒業
(京都府 京都学園高校出身)
※現:京都先端科学大学附属高校
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