2学部それぞれで学ぶ専門知識だけでは、深い学びが得られても、狭い視野に偏ってしまいがちです。そこで、幅広いリベラル・アーツ(教養教育)を「全学共通科目」として全学的に展開し、専門の学びを支えます。人々が多様性を受け入れ共生していくためには何が必要か、国際社会やビジネスの現場で何が起こっているのか、何が国家間の摩擦となり解決するべき課題なのか、どのようなアクションが必要なのか、人工知能では解決できない人の気持ちをくみ取ることや創造性豊かな発想力はどのように身につけられるか、専門分野で得た知識・技能・態度を何に応用して世の中に貢献できる人材になるかなど、9つの領域からそのヒントを与えてくれるものがリベラル・アーツ(教養教育)です。
英語を基軸にもうひとつの外国語を同時に学ぶ「2言語同時学習」は、7言語で開講している京都外国語大学ならではのマルチリンガル教育です。例えば英語とフランス語の授業では、ハリウッド映画を題材に、英語版とフランス語版の両方から、言葉の比較はもちろん、その背景にある文化の差異まで浮き彫りにします。授業には留学生も参加。ネイティブスピーカーならではの意見を聞くことができるほか、日本で学ぶ外国語と実際に使われる外国語との違いを知ることもでき、同年代の留学生との会話も楽しむことができます。そのような中で、日本語を客観的に観察することもでき、3言語をさまざまな面からとらえ直すことができるでしょう。
京都にある外国語大学だからこそ学べる授業が充実。京都で活躍中の各分野の文化人や企業家、知識人から学べる「京都文化論」と「日本の伝統文化」を核として、京都に関連する科目を全学で30科目以上設置し、京都の伝統と革新を深く学ぶことができます。どの学科で学んでも、全学的に展開された科目を自身の学びのニーズに合わせ、授業を履修することが可能。京都外国語大学では、この「バーチャルな京都学部」で、京都の本質に迫ることができるのです。また、京都の神社仏閣や観光地に簡単にアクセスできるため、フィールドワークやボランティア活動のほか、外国人観光客をガイドする学生団体など、京都を舞台にした活動が充実しています。京都をもうひとつのキャンパスにできるのが、京都外国語大学。「古都」で「世界」を学ぶ。今と昔が混在する京都で、異文化理解に必要な自己理解、異文化への寛容さという基礎を磨き、鍛えた語学力の実践にチャレンジしてみませんか。
外国語科目を全学共通科目から独立させて配置し、2学部で1言語4単位を必修化。必修分の単位修得後は、同じ言語を引き続き学び深めることも、他の言語を新たに学ぶことも可能です。また、着実に語学力を定着させてから次のステップへ進めるよう「○○語 Ⅰ」の単位修得後に「○○語 Ⅱ」を履修する方式で、語学力の向上をめざします。
※日本語を母語としない学生は日本語も選択できます。
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