そう、これは著名な詩人高村光太郎の詩集『道程』の冒頭の部分です。自分の道は自分が努力をして切り開いていくのであり、その全過程が人生という一本の道になる、と言っています。どんな人生を歩くのか、それは各人のその時々の判断と努力の結果でありますが、勇気を与えてくれる言葉です。

京都外国語大学は第二次世界大戦後の混乱期に、国際理解の促進と世界平和の実現を希求して誕生しました。建学の精神「言語を通して世界の平和を」は、ラテン語でpax mundi per linguasと表記しますが、それには将来、国際社会で活躍する有能な人材を輩出したいという創立者の熱い願いが込められています。

創立75年の歴史を経た本学は、これまでにグローバルな視点を持った多くの優秀な人材を世に送り出してきました。教育界で活躍する卒業生をはじめ、公務員、公認会計士、小説家、音楽家、映画評論家、パイロット、政治家、実業家、等々、卒業生が活躍する分野には実に幅広いものがあります。

京都外国語大学が立地する京都は「千年の都」であり、「学問の都」であります。古くより世界の文化が交わる地として栄え、今日に至っています。京都はみなさんが自分の道を歩きはじめるのに最適の場所です。自分を高める道の、将来、国際社会で活躍する道の新たな第一歩を、京都外国語大学で踏み出しませんか。そのための支援は惜しみません。