2019年8月29日
本学国際文化資料館の収蔵品「神と人が一体に表現された土器」が、「ICOM-UMAC2019京都大会」発表要旨集の表紙に採用されました。
9月1日(日)から7日(土)にかけて、日本で初めて開催される「ICOM(国際博物館会議)京都大会2019」。「UMAC(大学博物館・コレクション国際委員会)」は、その30ある国際委員会のひとつで、9月5日(木)には本学で分科会を開催。大学管理下にある収集品の保護に向けた活動について議論するほか、国際文化資料館を見学予定です。
今回採用された「神と人が一体に表現された土器」は、ペルー中部の太平洋岸にあるパラカス半島に栄えた「パラカス文化期」(B.C500年~B.C.200年)の遺物。描かれた2つの顔は神と人を表しているほか、装飾品や6匹の蛇が描写されており、シャーマン(祈祷師)の姿を模したものと考えられます。
今回の掲載について、国際文化資料館館長で国際貢献学部グローバル観光学科の南 博史教授は「ヨーロッパ中心のICOMとラテンアメリカの博物館関係者・研究者をつなぐ懸け橋になれば」と期待を込めています。収蔵品は現在開催中の国際文化資料館収蔵品展「ラテンアメリカの古代美術」にてご覧いただけます。
「ICOM-UMAC京都大会2019」発表要旨集
http://umac.icom.museum/wp-content/uploads/2019/08/UMACJ_11-1_2019.pdf
国際文化資料館
http://www.kufs.ac.jp/umc/index.html
収蔵品展「ラテンアメリカの古代美術」
http://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=tFDvvDMo
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