2024年6月20日
HPVワクチンキャッチアップ接種は知っていますか?
小学6年生~高校1年生の頃に子宮頸がんのワクチン接種をするタイミングを逃した方を対象に、改めてワクチン接種を受ける機会が設けられています。(キャッチアップ接種)
公費で接種を完了する場合、2024年9月末までに1回目の接種を受ける必要があります。
公費で接種できる期限が近付いていますので、接種を考えている方は期日に注意し検討してください。
接種対象となっている方はこちら
次の2つの条件を満たす方が接種対象となっています。
・平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日の方)
・過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
接種可能な時期について
上記の対象者は、令和7(2025)年3月までHPVワクチンを公費で接種できます。(約9万円かかるワクチンが無料)
公費で接種を完了する場合、2025年3月末に3回目までの接種を完了しなくてはならないため、2024年9月末までに1回目の接種が必要※です。
※標準スケジュール(0、2、6か月接種の場合)
キャッチアップ接種はどうしたら受けられる?
地元に住民票を登録している場合は、実家に確認して下さい。
接種場所は?
基本は住民票を登録している市町村で接種が可能です。
住民票登録地以外での接種を希望する場合は、住民票登録市町村に手続きを確認して下さい。
子宮頸がんとは?
子宮頸がんは、子宮の入口にできるがんです。
日本では1日に約7人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。特に最近は20歳代、30歳代の若い女性で子宮頸がんに罹る方が増えています。
子宮頸がんの主な原因は?
HPV(発がん性ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。
感染は、主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。多くの場合は、一時的でウイルスは自然に排除されます。しかし、時に感染が長く続く場合があり、一部の方に子宮頸がんが発症します。
子宮頚がんで苦しまないために①HPVワクチン接種、②子宮頸がん検診の受診が勧められています。
子宮頸がんワクチンについて詳しく知りたい方は下記ホームページをご確認ください。
ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~|厚生労働省
子宮頸がん予防情報サイト | もっと知りたい子宮頸がん予防
日本産科婦人科学会HP
※ワクチンの効果とリスクを理解したうえで接種してください。
ワクチンを接種した後も、20歳になったら定期的な子宮頸がん検診を受けましょう。
ワクチンを受けない方や事情で受けることの出来ない方も、検診は必ず受けておくことをお勧めします。子宮頸がんは検診で見つけやすいがんです。また早期に見つければがんになる前に治療が可能です。ワクチン接種と定期検診で子宮頸がんを予防しましょう。
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