2018年8月6日
本学に事務局を置く「被爆者証言の世界化ネットワーク(NET-GTAS)」は6日のヒロシマ・デーに向けて、「京都とウィーンを結ぶ平和のイベント」を行います。オーストリアのウィーン大学の学生たちは、自分たちでドイツ語に翻訳した証言ビデオを現地時間の6日夜、ウィーン市内で上映します。
これに合わせ、京都外大の学生達は前日の5日、京都市左京区の壇王法林寺で開かれた「京都平和の集い」のシンポジウムの会場で英訳した証言ビデオの上映会をしました。
シンポジウムには、翻訳活動に参加する4年次生の阿比留高広さんがパネリストの一人として招かれ、「6日の原爆の日には、日本各地で追悼式などが行われますが、実は日本だけではありません。世界中でもさまざまなイベントが行われています。これからも各国に被爆者の思い・願いを伝えたい」と話し、ウィーン大学で翻訳活動に参加した学生らのメッセージを紹介しました。
参加者からは、「ウィーン大学の学生らと連携するなど、遠くにいる人とも繋がれる、若い人ならではの行動力に関心しました」、「NET-GTASのお話を詳しく聞いてみたい」とさまざまな感想や質問が寄せられました。
シンポジウムの前後には、京都外大生が英訳した証言ビデオと、ウィーン大学の学生らがドイツ語訳した証言ビデオが上映されました。証言ビデオはインターネットから視聴することができます。
【メディア情報】
8月6日(月)京都新聞朝刊22面掲載
「京とウィーンの学生 反核へ決意共有」
Page top