2015年7月6日
夏期休暇中または休学中に海外渡航を考えている皆さんへ
海外へ渡航する人は所定の「海外渡航届」を学生部へ提出するとともに、最近のテロ等の治安情勢を踏まえ、以下の点に留意してください。
特に、「外務省 海外安全ホームページ」で危険情報が発出されている国・地域への渡航は控えるようにしましょう!
【渡航前】
1.渡航先周辺の情報収集
渡航先周辺の社会・治安情勢、衛生状況や病気に関する情報、生活習慣・風俗、犯罪傾向・手口など、最新の情報を「外務省 海外安全ホームページ」等で確認しておきましょう。
2.海外旅行傷害保険
外国では日本で加入している健康保険等は使用できません。けがや病気で病院にかかった際の治療費は日本では想像もつかないくらいの高額になることがありますので、保障内容をしっかり確認のうえ、出発から帰国までをカバーする海外旅行傷害保険に必ず加入しておいてください。
3.健康状態の確認
渡航前に自分の健康状態を把握しておいてください。病気予防や感染症の情報に関しては、厚生労働省のホームページ等で確認しておきましょう。また、持病のある人は万一の場合に備え、かかりつけの医療機関に外国語での診断書や処方箋の作成を依頼し、渡航先に持参してください。
〈参考〉厚生労働省検疫所(FORTH) http://www.forth.go.jp/
国立感染症研究所 http://www.nih.go.jp/niid/ja/
中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況
中東呼吸器症候群(MERS)の感染者の発生が報告されています。韓国および中東地域に渡航・滞在を予定されている人は、以下の予防策を参照し、感染予防に努めるなど、十分注意してください。
●休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
●手指等の衛生保持に心掛ける。
●できるだけ人混みを避け、マスクの着用を励行する。
●咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
●温度の変化と乾燥しすぎに注意する
●高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
【渡航期間中】
1.安着連絡
日本のご家族に無事現地に到着したことを知らせましょう。また、万一の場合に備え、日本のご家族とは定期的に連絡を取り合うようにしましょう。
2.「在留届」の提出および「たびレジ」への登録
外国に住所または居所を定めて3ヵ月以上滞在する人は、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に「在留届」を提出することが義務付けられていますので、忘れないようにしましょう。
また、3ヵ月未満の人は、外務省海外旅行登録「たびレジ」へ登録してください。渡航先で事件・事故や思わぬ災害に巻き込まれた場合、日本大使館や総領事館は「在留届」や「たびレジ」の登録を基に援護活動を行います。
〈参考〉外務省たびレジ https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
3.安全情報の確認
現地での治安情報や感染病などについては、「外務省 海外安全ホームページ」や現地の日本大使館や総領事館のホームページを定期的にチェックし、最新の情報を入手してください。
〈参考〉外務省海外安全ホームページ http://www.anzen.mofa.go.jp/
4.現地での行動
渡航期間中は渡航先の法令を遵守し、本学の学生として本人の自覚と責任において行動してください。また、生活上のマナーや慣習等が日本とは異なるということを理解し、周辺の環境や治安情報に細心の注意を払い、あらゆる場面において安全第一を心掛けてください。
(1)日常の言動・Twitter等について
現地滞在中における日常の発言や言動、SNS/Twitter等の発信には、細心の注意を払い、周囲の現地の人々から、無用な疑いや誤解が生じないよう十分配慮してください。
(2)単独行動は危険
渡航先の滞在中において、現地に慣れてくると、好奇心も手伝って単独行動をする傾向がありますが、できるだけ数名以上での行動を心がけてください。やむを得ずグループや仲間から離れるときは、声を掛け合い仲間からはぐれないようにしてください。また、外出する時間帯についても、日没後はリスクが高まるので併せて留意してください。リスクを回避する方法は、目立たない、盗られては困るものを持ち歩かない、知らない人に話しかけられたら狙われたと考える、危険な場所・時間帯は避ける等です。
(3)宗教関連施設、治安関連施設、政府機関関連施設等へ近づかない
国情によって異なりますが、宗教関連施設、治安関連施設、また対立している国の政府機関関連施設等は、テロのリスクが高まるので、特に警報の出ている国では近づかないようにしてください。また、西側先進国では、ショッピング・モールやレストラン等人の多く集まる場所も危険が伴います。
外出時は周囲の日常と違う変化等に十分注意し、特に「不自然な行動をしている人/キョロキョロしている人」「緊張感が漂っている人」「挙動不審な人」また、「不審物」や「雰囲気の変化」等、不審に感じたら躊躇せずその場から直ちに離れるようにしてください。
(4)現地での抗議行動や集会等には近づかない
現地において、偶発的にせよ局地的に騒乱が発生する可能性が考えられるため、抗議行動等に近づくこと(参加すること)は避けてください。仮に、騒乱に巻き込まれた場合は、冷静に対応し、迅速にその場から離れ、自身の身の安全を確保してください。
※「海外渡航届」の提出について
必要事項を記入し、出発日までに学生部へ提出してください。(郵送可)
どうしても窓口および郵送での提出ができない場合は、メール添付で学生部(dep_stu@kufs.ac.jp)へ送信してください。
「海外渡航届」のダウンロードはこちら
「海外渡航届」は、皆さんの渡航状況を把握するものです。必ず提出してください。
夏期休暇中および休学中であっても、常に「Web Campus」や「g-mail」の確認をして、本学からのお知らせや情報を得るようにしてください。
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