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2015年4月29日

京都外国語大学 京都ラテンアメリカ研究所主催


第14回ラテンアメリカ教養講座「キューバなう」


日時:2015年5月27日より毎週水曜日(全5回)18:15~19:30
会場:京都外国語大学 国際交流会館4階 会議室
後援:京都ラテンアメリカ文化協会
※申込不要・入場無料

 1959年の革命以降、キューバ・米国関係は冷戦構造の下で対立関係が継続してきたが、昨年末、両国の関係改善に向けた交渉開始の発表により、その成り行きが注目されている。キューバは経済苦境のなかにあって、教育・医療・科学技術および芸術・文化・スポーツの分野で高い水準を維持している。
今回の教養講座では、対米関係改善の背景にある国際的国内的事情、カリブ海を挟んでブラジルに至る周辺諸国との関係、切手を材料にしたキューバの歴史と文化、キューバの美術と音楽を取り上げます。生のキューバの魅力を味わっていただきたい。

5月27日(水)
キューバ入門―切手が語る歴史と文化―
辻豊治(京都ラテンアメリカ研究所)
 キューバは切手の多産国ですが、本講座では切手を材料にキューバ史の流れ(スペイン植民地期、独立運動、キューバ革命、革命後の社会建設)、産業、文化(絵画、音楽、ラテンダンス、バレエ)、観光(世界遺産、リゾート地、食文化)などをスライドで紹介します。

6月3日(水)
キューバと米国の関係:国交正常化交渉を中心に
山岡加奈子(ジェトロ・アジア経済研究所)

 2014年12月、キューバは米国と54年ぶりに国交正常化交渉を始めると発表しました。キューバに民主化を要求する米国と、高い社会開発を盾に独自の道を行こうとするキューバの関係は平行線をたどっています。本講座では、わずか140kmを隔てて対立する両国の関係を、歴史、政治、社会、経済の面から説明します。

6月10日(水)
南米からのメッセージ―キューバはいつもおともだち
住田育法(京都ラテンアメリカ研究所)

 20世紀の1961年にブラジルは、キューバの高官チェ・ゲバラに南十字星勲章を贈っています。21世紀には2003年のルーラ大統領就任祝いの最初の外国人VIPはカストロでした。サンバとカシャッサのブラジル、ルンバとラム酒のキューバ。古くて新しいその熱い関係を紹介します。

6月17日(水)
キューバの音楽 情熱的なポピュラー音楽
野村英男(ラテン音楽DJ)

 ラテンアメリカで唯一の社会主義国キューバは、カリブの真珠とも言われ美しい国ですが、ルンバ、マンボ、チャチャチャなどのリズムの宝庫でもあります。色んな打楽器が奏でる強烈なリズム、優美で素朴な曲など多彩なキューバ音楽を聴きながら、そのルーツや歩みなどを紹介致します。

6月24日(水)
現代美術からみるキューバ
岡田有美子(cimarcus主宰)

 1984年より3年毎に行われている国際展ハバナ・ビエンナーレ、ハバナの海岸通り「マレコン」をモチーフにした作品、亡命作家の作品等、現代のキューバを生きる作家たちの作品を紹介し、そこから透けて見えるキューバの人々の生活や複雑な感情について考えます。

京都外国語大学 京都ラテンアメリカ研究所

〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6TEL:075-312-3388 / FAX:075-322-6237 / E-Mail:お問い合わせフォーム

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