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2025年6月27日
6月24日(火)5講時にR171にて、愛知大学国際コミュニケーション学部の北尾泰幸先生の講演会が開催されました。
講演の論題は「ことばの仕組みの奥深さと、アメリカの大学で感じた日本との教育の違い」で、当日は教室がほぼ満席になり、学生及び十数名の教職員が北尾先生のお話に聞き入りました。
北尾先生は本学 外国語学部 英米語学科の卒業生であり、在学中は小野学長のゼミ生として学ばれました。
講演会では、本学での学びが卒業後どのように生かされたかについてお話しいただきました。
本学卒業後、北尾先生は大阪大学大学院 言語文化研究科に進学し、大学院在学中にUCLAに留学。
その後、愛知大学で教鞭を取られましたが、在職中に、客員研究員としてMIT1年間、また、ハーバード大学にも1年間所属し、帰国後も愛知大学に在職されています。
講演会の前半では、言語学的な視点から人間には生得的に言語(文法)の知識が備わっていること、また幼児が一定の文法規則に基づいて発話を試みている様子が親子の会話から見て取れることなど、さまざまな興味深い事例を挙げて、言語学を学ぶ面白さについてお話をしてくださいました。
講義の後半では、北尾先生のアメリカでの体験談を通して、学生たちは、日本とは異なる教育文化を持つアメリカで学生生活を送る難しさや心構え、またどのような準備をしておくべきかについて学ぶことができました。
アメリカの学生は単なる聞き手で受け身ではなく、常に教授に質問を投げかけて授業に参加するという積極性や、学生同士が助け合いながら研究活動をするので協調性が求められているという点について、日本とは異なることを北尾先生は強調されていました。
講演後は、今後大学院に進学したいと考えている学生や、留学について考えている学生が列を作って個別に北尾先生にたくさんの質問をしていましたが、ここでは学生がコメント用紙に記入した感想の一部を紹介します。
●チョムスキーに直接会ってみようと思われて、それを実現された先生の行動力に感銘を受けました。先生をお手本に学生生活を送っていきたいと思います。
●言語学というものが全くどのような学問か想像できなかったのですが、イメージがわくようになりました。
●言語は単に話せるようになれば良いだけだと思っていましたが、言語(学習)に対する認識ががらりと変わりました。
●MITのユニークな建物やグッズ、傾いた時計の写真を見て、実際自分も行ってみたいと思いました。
●言語学に興味がなかったけれど、先生のお話が面白くて聞き入ってしまいました。
●先生の学問に対する情熱を聞き、自分にも在学中に打ち込める何かを探すべきだと思いました。
ユーモアあふれる北尾先生のお話の中には、先生ご自身の失敗談もあり、学生は北尾先生に親しみを感じてくれたようです。この講演を通して、学生たちは言語を学ぶことは、単に単語や表現を暗記するだけでなく、ことばのメカニズムを熟知することや、文化背景や状況に応じて話すトピックを使い分けることが重要だと認識してくれたことでしょう。
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