2019年1月21日
1月18日(金)、外国語学部スペイン語学科主催の講演会でジャーナリストの工藤律子さんをお招きし、「スペインとラテンアメリカと私たち」を開催しました。
工藤さんは、ストリートチルドレンの取材をメキシコやフィリピンで25年以上続け、2016年に中米ホンジュラスの少年ギャング団についての著書『マラス 暴力に支配される少年たち』で第14 回開高健ノンフィクション賞を受賞。現在は「ストリートチルドレンを考える会」の共同代表も務めています。
講演では、ホンジュラスからアメリカ合衆国を目指す子どもたちが、メキシコで保護され、日本のNGOによって自立する過程が紹介されました。移民を受け入れる側においては、国籍や経済力にかかわらず、外国人を一市民として受け入れ、人権が尊重される社会を作っていくにはどうしたらよいのか? スペインのバルセロナ市民による政治参加を例に考えました。
参加者は約60人。工藤さんは「これからは若者が新しい社会の担い手になる」とエールを送りました。終了後、学生たちの質問を受けると、講演で割愛した取材内容を紹介し、外国に行って自分の目でその国の現実を見ることの大切さを伝えました。
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