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2023年2月14日

 2月13日(月)から本学国際文化資料館で開催されている学園創立75周年記念特別展「古代とは何か」に付属図書館所蔵の『エジプト誌』が出展されています。同書の公開は2019年に開催した稀覯書展示会「ナポレオン、偉大なるエジプト文明に挑戦する」以来となります。
 この機会に是非ご覧ください。

国際文化資料館 学園創立75周年記念特別展「古代とは何か」の詳細はこちら

Description de l’Ēgypte
20 vols. Paris, 1809-1822.
『エジプト誌』

 皇帝の位に就いたナポレオンは1809年、先のエジプト遠征における学術研究上の成果をまとめて、『エジプト誌』として刊行し始めました。これは一名『フランス軍のエジプト遠征中になされた観察と研究の集成』とも呼ばれ、彼が死亡した1年後の1822年までパリの国立印刷所から「ナポレオン大帝の勅命により発行されていました。
 本文は「古代遺物」4巻、「現状」3巻、「博物」2巻の計9巻にわかれ、図版は超大型本で「古代遺物」5巻、「現状」2巻、「博物」3巻、「地図」1巻の計11巻よりなっています。なお、本書は製本の加減で本学所蔵本のように20巻で刊行されたものもあれば、また22巻のものも存在します。図版はすべて精巧な銅版画で、古代遺物や動植物などには美しい手彩色刷りもあり、製版印刷は今日から見てもその先鋭さと表現の技巧さからは、当時のフランスの印刷技術の水準の高さを伺うことができます。
 この頃、ヨーロッパにおいて北東アフリカの事柄は殆ど知られていませんでしたが、本書の刊行を契機にしてエジプトを対象にした研究が可能となりました。また本書に収められたロゼッタ・ストーンから、多年にわたって不解文字とされていた古代エジプト文字が、シャンポリオンらの努力で解読できるようになったのは余りにも有名です。
                  (本文40×28 cm×9 vols. 図版72×56 cm×11 vols.)
  
デジタルアーカイブで『エジプト誌』に掲載されている銅版画の一部を公開しています。
デジタルアーカイブ特別版「『エジプト誌』を彩った銅販画」




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