2020年12月8日
12月5日(土)、日本観光研究学会第35回全国大会が国際貢献学部グローバル観光学科長ジェフ・バーグランド教授を大会実行委員長に本学を本部としてオンライン開催され、350人を超える多くの方が視聴しました。
学生たちの “Home Town”を紹介する国際貢献学部グローバル観光学科のエリック・ハーキンソン准教授によるバーチャル・エクスカーションに続き、午後は「京都から観光の未来を考える-コロナ後の世界を見据えて-」と題したシンポジウムが行われました。
グローバル観光学科副学科長の原一樹教授が司会を務め、京都市長・門川大作氏による京都の現状を伝える基調報告に続き、国連世界観光機関〔UNWTO〕駐日事務所副代表の鈴木宏子氏が持続可能な観光について基調講演を行いました。
続くパネルディスカッションでは、コロナ禍で「あたりまえ」は再構築されつつあり、今後の観光には量より質の「ホンモノ」が求められるとの意見が出ました。また、コロナ後はコロナ前の状態に戻すのではなく、環境問題に配慮し、京都であれば自転車や徒歩での観光を推し進めるべきとの指摘がありました。その結果、観光客と子どもたちを含めた地元の人が接する機会が増え、住民が地域の歴史、文化を誇りに思うことで「住んでよし、訪れてよし」という観光立国の原点へもどろうと提案されました。
ディスカッションの最後は、コーディネーターで本学の越前屋俵太非常勤講師が「コロナだからこそ勇気ある一歩を踏み出すチャンス、本当の京都はこれからです」ということばで締めくくりました。
◆開催日時 2020年12月5日(土)14:00~17:45
◆開催方法 オンライン配信
◆プログラム
14:00~14:05 挨 拶 ジェフ・バーグランド教授(大会実行委員長)
14:05~14:25 開催地からの基調報告 門川大作氏(京都市長)
14:30~15:15 基調講演
「持続可能な観光に向けた国際的潮流と今後求められる取組について」
鈴木宏子氏(国連世界観光機関〔UNWTO〕駐日事務所副代表)
15:30~17:45 パネルディスカッション
「京都から観光の未来を考える-コロナ後の世界を見据えて-」
<パネラー>
水嶋智氏(国土交通省 官房長)
糟谷範子氏(京都市 観光政策監)
川上全龍氏(妙心寺春光院 副住職)
ジェフ・バーグランド教授(京都外国語大学教授・京都国際観光大使)
<コーディネーター>
越前屋俵太氏(関西大学特任教授・京都外国語大学非常勤講師)
Page top