2012年11月27日
創立65周年記念国際シンポジウム
「南部アフリカの興隆と明るい将来」が開催されました
11月26日(月)、国際シンポジウム「南部アフリカの興隆と明るい将来」が7号館4階中ホール(R741)で開催されました。
このシンポジウムは、今年創立65周年を迎えた本学と南部アフリカ開発共同体(SADC)が、日本における南部アフリカ地域の理解の促進と更なる友好、協力関係を深めるために企画したものです。SADC加盟国から10カ国の大使・臨時代理大使を招き、6人の大使らによる熱のこもった講演が行われました。
定員300名の会場は、一般の方や学生が多数詰めかけ、開始前から満員御礼となりました。国際教養学科長のクレイグ・スミス教授の挨拶で始まり、学生・留学生による歓迎スピーチ、松田武学長による挨拶に続いて、第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)担当大使の外務省・伊藤誠氏による祝辞が行われました。
講演はコーディネーターの国際交流部長・熊谷俊樹教授が進行を務めました。基調講演の演題は「南部アフリカ開発共同体(SADC)の歴史:その可能性と挑戦」。駐日ジンバブエ共和国特命全権大使のスチュアート・ハロルド・コンバーバッハ氏が講演を行いました。続いてモザンビーク、南アフリカ、ナミビア、レソト、ボツワナの各国大使が講演し、文化や政治、観光、環境問題、貿易・投資など、様々な側面から南部アフリカ諸国の現状を知ることができる機会となりました。
最後は駐日レソト王国特命全権大使のリチャード・ラモエレツィ氏が総括し、続いてコーディネーター熊谷教授のコメント、学生・留学生による謝辞スピーチ、スミス教授によるコメントで閉会となりました。大使たちは、質疑応答で会場よりリクエストのあったアフリカの歌を歌いながら退場。最後まで「南アフリカの興隆と明るい将来」のタイトルにふさわしい、熱気と笑顔に満ち溢れたシンポジウムとなりました。
講演は英語で行われ、同時通訳機から日本語の音声も流れましたが、国際現場で使われる生の英語が聞ける絶好の機会とあって、同時通訳機をつけずに英語でノートをとる学生の姿も多数見られました。
6月29日に開催された国際シンポジウム「ラテンアメリカ地域統合への挑戦」同様、今回も有志の学生・留学生たちがスタッフとして大活躍。大使たちの出迎えや会場の設営、案内、スピーチなど、シンポジウムを運営するための業務のほとんどに学生たちが携わりました。外交の現場を目の当たりにし、次に自分が何をすべきかを考えるきっかけとなったようでした。
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