2019年1月25日
1月24日(木)、R941で本学公認団体ヴィンクロ・ジ・ラチーノ主催のシンポジウム「アイデンティティと教育」を開催し、約60人が参加しました。
基調講演では、中京大学国際教養学部の三浦綾希子准教授が登壇。日本で暮らす移民の子どもたちの進学率が上昇し、かつては多くが就職を選んでいた移民の第二世代の進路は、進学と就職の2分化傾向にあることについて言及しました。
その後、外国語学部 ブラジルポルトガル語学科の伊藤秋仁教授と本学学生、卒業生による発表に続き、三浦准教授を交えたパネルディスカッションが行われました。
参加学生から「自分はハーフだが、どちらの国としての自覚を持てばいいのか分からない」と言う疑問に対し、三浦准教授は「無理に決める必要はありません。マルチなルーツを持つ人に対して『どちらの国であるか?』と言う質問を突きつけるのが今の日本社会。これを変えていくのは、皆さんの力にかかっていると思っています。皆さんの活躍に期待しています」と締めくくりました。
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