2012年11月9日
「NO DRUGS KYOTO」を合言葉に
薬物乱用防止
最近の薬物乱用の状況を見ると、薬物事犯の検挙者数は、ここ数年、全国で1万4、5千人台で推移し、京都府内でも、毎年、若者による大麻事犯が発生しています。
最近では、いわゆる脱法ドラッグの吸引による救急搬送事案や重大な交通事故が全国で多発するなど、憂慮すべき状況が続いています。
このような中、薬物乱用防止を呼びかける「きょうと薬物乱用防止行動府民会議総会」が11月4日、京都市下京区の京都産業会館シルクホールで開催されました。
同会議は昨年10月に行政機関や学校、青少年関係団体など100以上の団体で設立されたもので、本学も「薬物乱用防止学生委員会」として活動しています。同委員会は本学内でも、再三にわたり、覚せい剤や脱法ドラッグなどの乱用撲滅に向けた呼びかけをしています。
総会では、薬物問題に詳しい小森榮弁護士が全国で脱法ドラッグなどで交通事故が起きている事例を紹介し、参加者に乱用根絶への思いを促しました。啓発運動をしている学生を代表し、本学スペイン語学科4年次生の西村宗生さんが、「未来の京都を担う若者たちが、薬物のために自分や家族の人生を狂わせるようなことが決してあってはなりません。“NO DRUGS KYOTO”を合言葉として、自分や自分の大切な人を守れるよう、一人ひとりが、“NO”と言える勇気を持ち、夢や希望、そして笑顔のあふれる未来の京都をつくっていきます」と宣言し、総会は幕を閉じました。
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