2011年1月31日
1月29日(土)森田記念講堂において、「第2回異文化間就業力の育成」シンポジウムが開催され、在学生・一般聴講者あわせて約750名の参加がありました。
松田学長の挨拶に続いて、内閣総理大臣ご令室・菅伸子氏による「茶の湯と私」と題した基調講演が行われました。伸子氏と茶道との出会いは、祖母や母親が茶道をされているという環境にあったことから、中学で「茶道部」に入部したことに始まります。クラブ活動での最初の仕事は七輪で炭を熾しお湯を沸かすことだったなどのエピソードを交え、茶道の奥深さや日本文化の素晴らしさについて興味深いお話しがありました。また、現職総理のご令室というご多忙の日々の中、薮内流師範として現在も後進の指導にあたっておられます。
基調講演に続いて、池崎宏昭キャリアサポートセンター長のコーディネートにより、「伝統文化と異文化の包摂」をテーマにパネルディスカッションが行われました。パネリストには田中峰子氏(株式会社冨田屋代表取締役社長・きものマナースクール古都の風 和道会 学院長)、平山弓月本学フランス語学科教授、ジェフ・バーグランド本学英米語学科教授と基調講演者の菅伸子氏にもご参加いただき、それぞれの専門分野の立場から京都に息づく伝統文化と異文化の共存などについて熱いディスカッションが行われました。
Page top