2022年8月4日
猛烈な暑さが続いた8月2日(火)・3日(水)、学生サポーター養成講座を実施しました。学生サポーターとは、本学に在籍する学生誰もが障がいの有無にかかわらず、同じスタートラインに立って学生生活を送ることができるように支援を行う団体で、2022年4月に発足しました。
講師に「NPO法人ゆに」の方をお招きし、学生サポーター1期生として活動中の学生をはじめ、一般学生・教職員21人が講座に参加しました。
1日目は「障がいって何?障がい学生支援とは?」と題して、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のボランティア研修でも採用された「障害平等研修」を取り入れたグループワークを実施。活発な議論が交わされました。
講師を務めた安田さんは、最後に「障がいとは環境との相互作用によって生じるものである」という障がいの社会モデルの考え方を紹介し、「障がいはどこにあるのか?何が、なぜ問題なのかを発見するめがね(視点)をもって過ごしてください」と話し、1日目の講義を締めくくりました。
2日目は「情報アクセシビリティ」をテーマに「見ること」が難しい人に対して、何をどういう風にして情報を伝えるか(保障するか)について学びました。
参加者からは、「障がいに対する考え方が前とは違うようになった」「本や資料だけでは理解することが難しい内容も、実体験をもとにお話ししてくださったのでリアルを知ることができました」など、多くのコメントが寄せられました。2日間の講義を通して発見や気づきにつながったようです。
秋学期以降、学生サポーターは実際に車いす利用学生の移動補助や、視覚障がいのある学生のテキストデータ作成等、サポート活動を本格的に開始する予定です。
10月初旬にも学生サポーター登録説明会を予定していますので、興味のある人はぜひご参加ください。
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