2016年7月1日

「第8回京の匠展ー伝統建築のしつらいー土壁」

国際文化資料館では下記日程で、「第8回京の匠展ー伝統建築のしつらいー土壁」を開催いたしました。

今回は、建物の壁に着目しました。日本家屋の壁は、土壁を多く用います。土壁は客人をもてなす場所、家人がくつろぐ場所、家事をする場所など用途によって、用いる土の色や種類、表面の仕上げ方が異なります。

本展では、土壁の構造や模型をパネルを用いて解説し、左官の道具などからその技術を紹介しました。さらに実際に用いられている室内の様子を写真パネルで展示いたしました。
最近ではお茶室などの限られた場所でしか土壁を見ることができなくなりましたが、土壁の良さや保存・修復の技術を再考するきっかけになることを願って、本展覧会を企画いたしました。
ご来場の方々には、左官職人の技術の粋の一端をご覧いただけたことと思います。

◇展覧会名：「第8回京の匠展ー伝統建築のしつらいー土壁」
◇会　　場：京都外国語大学国際文化資料館（第二分館10号館4階）　
◇開催期間：2016年7月8日（金）～8月10日（水）
◇休 館 日 ：日曜・祝日
◇開催時間：10:00～17:00
◇主　　催：文友会、京都外国語大学国際文化資料館
◇協　　力：角屋もてなしの文化美術館／国際言語平和研究所／博物館学芸員資格課程
◇出　　品：文友会〈（有）田代千治店〉


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