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2023年4月4日

住田育法名誉教授と外国語学部スペイン語学科牛島万准教授が編著し、同学部英米語学科大野直樹准教授、同学部ブラジルポルトガル語学科伊藤秋仁教授・モイゼス・カルヴァーリョ教授、短期大学キャリア英語科布施将夫教授・辰巳遼講師が執筆を担当した『南北アメリカ研究の課題と展望 米国の普遍的価値観とマイノリティをめぐる論点』が本学園創立75周年を記念し、3月31日に刊行されました。

著書名:南北アメリカ研究の課題と展望 米国の普遍的価値観とマイノリティをめぐる論点
編著者:住田育法、牛島万
執筆者:大野直樹、伊藤秋仁、モイゼス・カルヴァーリョ、布施将夫、辰巳遼
出版社:明石書店
発刊日:2023年3月31日
体 裁:ハードカバー・285頁
ISBN :978-4-7503-5567-2
定 価:3000円+税

南北ともに激動の時代を迎えているアメリカをテーマに、米国研究者・ラテンアメリカ研究者が双方の歴史的、社会的経験を共有し、米国の普遍的な価値観とその受容、および、南北アメリカのマイノリティの問題を、幅広い視点から論ずる。

はしがき
第1部 アメリカ合衆国の普遍的価値観とその受容
 第1章 南北戦争期アメリカの国家戦略――大陸横断鉄道の建設構想と覇権奪取の夢[布施将夫]
 第2章 アメリカの冷戦戦略とCIAの秘密工作活動――グアテマラ・アルベンス政権打倒工作への道程[大野直樹]
 第3章 メキシコから見た米国のマニフェスト・デスティニーと米墨戦争[牛島万]
 第4章 20世紀親米ブラジル大統領の理念と政策――空間のナショナリズムと米国[住田育法]
コラム1 継続する親米の世界秩序[住田育法]
コラム2 21世紀南北アメリカの現在――親米、反米の関係性を乗り越えて[牛島万]
第2部 南北アメリカのマイノリティ
 第5章 アフリカ系アメリカ人の音楽文化と「意味」の実践――「モラル」と「差異」の間で[辰巳遼]
 第6章 ブラジルのシリア・レバノン人移民[伊藤秋仁]
 第7章 ブラジルにおける先住民教育の現状と課題[モイゼス・キルク・デ・カルヴァーリョ・フィリョ]
 第8章 熱帯ブラジルにおける先住民と黒人の包摂[住田育法]
コラム3 人種の混淆と社会の包摂[住田育法]
コラム4 人種を乗り越えることはできるか[牛島万]


【関連情報】
明石書店『南北アメリカ研究の課題と展望——米国の普遍的価値観とマイノリティをめぐる論点』
第21回ラテンアメリカ研究講座「南北アメリカ研究の課題と展望」

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