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2019年11月7日

10月30日(水)、「京都アカデミアセミナー」(主催:本学校友会 東京支部)を京都アカデミアフォーラムin 丸の内( 新丸の内ビルディング10階)で開催しました。当日は大学関係者や企業関係者、NPO団体、卒業生など約40人が参加し、本学の新たな教育「コミュニティエンゲージメント」(地域社会との連携・協働)のあるべき姿を考えました。

同セミナーは全3回シリーズ。持続可能な社会を創っていくための想像・創造力をもった次世代の人材育成を立場の異なる人々と学び、考えるものです。記念すべき初回は、本学の松田 武学長、明治大学サービス創新研究所の濱田 真輔客員研究員、アステリ(株)の大嶋 和香子 代表取締役が講演。パネルディスカッションでは参加者と意見交換を行い「知行合一の人材育成」や「産学の役割分担とニーズの把握」など、コミュニティエンゲージメントへの重要性と期待を確認しました。

主な講演内容は次の通り。

松田 武学長「京都外大が考えるコミュニティエンゲージメントとは」
大学における人材育成の観点より、なぜ京都外国語大学でコミュニティエンゲージメントが生まれたのかという切実な問題意識から話しました。課題に立ち向かう本学の動機は①人(学生・教員)、②理念(建学の精神)、③時代(AIなど社会環境の変化)の3点と言及。そして京都外国語大学の目指す人材像として、「多言語の外国語教育、教養(Liberal Arts)教育、PAX MUNDI Projectと呼ぶCommunity Engagement Initiativesを通して、①自分で考え行動する市民、②人間性の豊かな視野の広い世界市民、③言行一致の誠実な人、④生涯学習を続ける人と紹介しました。

濱田 真輔氏「コミュニティエンゲージメントに対する企業のチャレンジ」
富士通(株)勤務時代に東日本復興支援本部長として、自社の製品サービスを使った被災者支援に取り組んだ体験をリアルに紹介。非常時における官・民・地域の課題を指摘しながら、正義とは一体何であるのかという自身の葛藤から導いた結論を語りました。そして「ニーズはどこにあって、どう集約すべきか」という、コミュニティエンゲージメントを考えるうえで重要となる、他者との関係についても解説しました。

大嶋 和香子氏「グローバル環境とコミュニティエンゲージメント」
国連グローバルコンパクトSDGs達成に向けて、日本人として、世界市民として今何をすべきか。コミュニティエンゲージメントへの期待を話しました。コミュニティエンゲージメントを“わたあめのように、巻きつきながら大きく育っていくようなもの”と例え、来場者の共感を呼びました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
次回のセミナーは2020年1月の開催予定です。詳細が決まりましたら、本学ホームページにも掲載しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

関連リンク
京都アカデミアセミナー紹介動画
10月30日(水)、「第1回京都アカデミアセミナー」を東京・丸の内で開催

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コミュニティエンゲージメントを紹介する松田 武学長
コミュニティエンゲージメントを紹介する松田 武学長

知行合一の人材育成を実現する本学の教育
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