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2014年4月1日

京都外国語大学 京都ラテンアメリカ研究所主催
第13回ラテンアメリカ教養講座「オーパ! ブラジル」

日時:2014年5月14日より毎週水曜日(全5回)18:15~19:30
会場:京都外国語大学 国際交流会館4階 会議室
後援:京都ラテンアメリカ文化協会
※申込不要・入場無料


 サッカーワールドカップを目の前に、ブラジルに世界中の目が注がれています。ブラジルと言えば、サッカー、サンバ、カーニバル、アマゾンというイメージがすぐに喚起されます。それらはそれで素晴らしい魅力を今も変わらず湛えていますが、それらを凌駕せんばかりの新たな魅力がまさに生まれつつあります。昨年のサッカーフェデレーションカップの開催時に世界中に報道された市民の抗議行動から、政治が混乱していると感じた方々がおられるかもしれませんが、ブラジルの政治は決して不安定であるわけではありません。むしろ強固で成熟した民主主義の国でありながら、進取の気性に富んだその国民の活力が、様々なシーンで噴出しつつあるのです。
 本講座が、皆様の新たなブラジルを感じる機会になることを祈っています。

5月14日(水)
ブラジルの教育:多様性の国における希望
モイゼス・カルヴァーリョ(京都ラテンアメリカ研究所)
 『多様性』は、ブラジル共和国の素晴らしさの一つであると同時に、深刻な問題でもある。本講演では、多様性に富んだ国における「教育」の重要性と国の発展におけるその役割について考察する。具体的には、ブラジルの教育制度の現状とその充実を図るためのいくつかの国家レベルでの計画や先住民教育、将来の展望などについて述べる。

5月21日(水)
大陸国家・ブラジル経済の底力
堀坂浩太郎(上智大学名誉教授)
 新興国ブラジルの経済は今、調整局面にあるが、視野をもう少し広げてみると、大陸サイズの国としての強みが浮かび上がってくる。熱帯の北部から降雪もある南部まで、全国12都市で繰り広げられるサッカーW杯は、その底力を結集する絶好の機会ともいえそうだ。

5月28日(水)
日本とブラジルのサッカー ―水島武蔵氏を中心に―
下田幸男(京都産業大学)
 ブラジルでの日本人プロ第一号である水島武蔵氏(現:藤枝MYFC監督)の半生に焦点を当て、Jリーグの始まる前の日本サッカーの状況とブラジルで苦闘しながらも成長する水島氏とのコントラストを中心にお話しします。

6月4日(水)
サンバの国の民主主義
住田育法(京都ラテンアメリカ研究所)
 アフリカ文化をルーツとするサンバは、古都リオデジャネイロを舞台に、国民音楽の地位を獲得した、異種族混淆の賜物です。このサンバの国の指導者は、国民の直接選挙によって選ばれます。真心と情熱に満ちた人々の、社会正義を希求する、政治の素顔に迫ります。

6月11日(水)
ブラジル日本移民の歴史を考える
二宮正人(弁護士/サンパウロ大学)
 100年を超えるブラジル日本移民の歴史は、20世紀末のデカセギ現象によって大きな転換期を迎えました。日本の入管法改正による影響、CIATE(国外就労者情報援護センター)の活動、在日ブラジル人に対するブラジル政府の支援などに触れながら、移民史の今と未来を考えます。

京都外国語大学 京都ラテンアメリカ研究所

〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
TEL: 075-312-3388 FAX: 075-322-6237
E-mail: ielak@kufs.ac.jp
http://www.kufs.ac.jp/ielak/index.html

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