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2010年11月19日

 森田嘉一理事長・総長がイタリア共和国から“Cavaliere dell’Ordine della Stella della Solidarieta’Italiana”<イタリア連帯の星勲章 騎士(カヴァリエーレ)>の勲位を受けました。日本におけるイタリア語教育・イタリア文化の普及などの優れた教育文化活動並びにイタリア諸大学との交流協定等に多大に寄与したことによるもの。「イタリア連帯の星勲章」は、伊日両国の教育文化交流に大きな功績があった人にたいし、イタリア共和国のジョルジョ・ナポリターノ大統領から贈られる名誉ある勲章。
 授与式は11月15日在日イタリア大使館(東京・三田)でおこなわれ、和やかな中にも威厳漂う雰囲気で、ヴィンチェンツォ・ペトローネ駐日イタリア大使から森田理事長に勲章が授与されました。
 栄誉を得た森田理事長は、「この勲章は本学イタリア語学科に与えられたものです。これからもさらにイタリアと日本の交流を深めるために尽力していきたいと思っています」と感謝の言葉を述べ、ひと呼吸おいて「本学にイタリア語学科を設けたのが2004年。以後、京都ではイタリア料理の店が増えたと聞いております」とのコメントに、会場の雰囲気も和らぎ、自然と式後におこなわれたワインパーティへと移って行きました。特別に招かれた人たち一人ひとりに挨拶するなど、森田理事長は同伴の夫人森田豊子理事ともども祝福の輪の中へ入り、共に喜びをわかちあいました。


 本学イタリア語学科学生15人
 駐日イタリア大使らと和やかに懇談

 また、この日は森田理事長の晴れの受章に合わせたかのように、本学イタリア語学科の学生15人がヴィンチェンツォ・ペトローネ駐日イタリア大使に招かれ、午後3時からの同国大使館での懇談会に臨みました。大使館に学生が招かれることは異例のこと。同大使が本学を訪れたおりの「学生とゆっくり話をしてみたい」とのコメントがきっかけで実現。緊張気味の学生たちは、ユーモアを交えて気さくに話す同大使と学術・文化アタッシェのコッラード・モルテーニ氏の説明に、すっかり打ち解けた様子で感激の時を過ごしました。大使館の仕事と役割、日本とイタリアとの関係などの質問のあと、「イタリア大使館は今、何と戦っていますか」と男子学生が尋ねると、モルテーニ氏は庭の方を指差しながら、「日本のカラスと戦っているところです」と笑顔の答えでした。在日イタリア大使館は広い敷地を誇っています。大きな庭と池があり、囲むように木々が生い茂っています。都会のカラスには絶好の森となっているのだそうです。ユーモアあふれる答えに、一同、納得した様子で拍手で締めました。
 懇談会終了後、隅々に置かれた美術品や壁に掛けられた書などの説明を受け、モルテーニ氏らに見送られ、同大使館を後にしました。学生にとって忘れられない貴重な体験になったにちがいありません。

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大使夫妻(両脇)と理事長夫妻
大使夫妻(両脇)と理事長夫妻

受章後、大使と親しく懇談
受章後、大使と親しく懇談

大使の説明に耳を傾ける学生ら
大使の説明に耳を傾ける学生ら

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