2012年7月2日
6月29日(金)、学園創立65周年を記念した国際シンポジウム「ラテンアメリカ地域統合への挑戦」が開催されました。
ニカラグアのアルトゥーロ・クルス教授の基調講演に続き、キューバ、メキシコ、ベネズエラ、チリ、コロンビア、ニカラグア各国の駐日大使とラテンアメリカ研究者たちを迎え、ラテンアメリカ地域の未来に関する活発な議論を展開しました。
シンポジウムの進行を支えたのが、学生スタッフの存在。国際教養学科、スペイン語学科、ブラジルポルトガル語学科、英米語学科、日本語学科の学生を中心に52人の学生スタッフが集まりました。
1年次生は全体受付や案内、4年次生は来賓受付を担当。2、3年次生は大使への同時通訳機器の使い方の説明やシンポジウム本番のタイムキーパー、同時通訳者と現場をつなぐ指示などを担当しました。
今回の同時通訳は、かつて京都外大で教鞭をとった元教員と、イスパニア語学科(現スペイン語学科)の卒業生によるものでした。
卒業生4人もスタッフとして有志で参加してくれました。在学中に在日ニカラグア大使館のインターンシップに参加した卒業生は、経験を生かして大使との接し方などを記したマニュアルを作って配布したり、率先して大使に話しかけてお手本を見せるなど、中心的存在となって在学生を引っ張りました。
シンポジウム終了後に森田記念講堂2階で開かれた懇親会では、「大使の方に自分の言葉で伝えたいことがある人」に限って参加を募ったところ、シンポジウムを支えた学生全員が参加。最初は自信なさげだった学生たちも、授業で学んだ政治や経済の質問を投げかけるなど、積極的に会話に参加していました。大使から直接名刺を手渡されたり、握手してもらい感激する学生の姿も見られました。
このシンポジウムを通して、学生たちは外交現場での語学力やマナーを身につけ、今後学んでいくうえでのモチベーションを手に入れたようでした。
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