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2011年4月11日

このたび、本学園の森田嘉一理事長・総長が在京都ニカラグア共和国名誉総領事に就任(2月16日付)しました。それに伴い、在京都同国名誉総領事館も本学国際交流会館内に開設されました。森田理事長・総長は、現在、在京都メキシコ合衆国名誉領事在任中(1978年~)でもあります。
 名誉総領事任命状授与式並びに名誉総領事館開設式は、4月9日京都ホテルオークラにおいて、駐日ニカラグア共和国特命全権大使サウール アラナ・カステジョン氏とアナ パトリシア エルビール同国在日総領事(同大使夫人)が出席しておこなわれました。
 任命状授与式並びに名誉総領事館開設式では、本学園関係者60数名を前にして、ニカラグア共和国ダニエル・オルテガ・サアベドラ大統領閣下よりの任命状をアラナ大使から、友情あふれる暖かな気持ちのこもったメッセージを添えて森田理事長・総長に手渡されました。同大使は、森田理事長・総長への在京都ニカラグア共和国名誉総領事任命経緯について詳細に述べた後、「半世紀を超える長きにわたりラテンアメリカ文化を日本に伝える活動に貢献され、ニカラグアのように地理的に遠い国の人々と日本の人々との心の距離を近づける活動にも率先して力を注がれました」など、森田理事長・総長のラテンアメリカへの熱意を讃えられました。
 式後に開かれた午餐会では、在京都ニカラグア共和国名誉総領事を拝命した森田理事長・総長が謝辞と決意を熱く述べました。学生時代に中南米へ漫遊の旅に出かけたのがラテンアメリカへの興味の始まりと振り返り、「今日ではラテンアメリカは私にとって大切な精神的な糧の一部になっています。自然が極めて豊かで、人々は親しみ深い。そして何よりも平和への思いは日本人よりもはるかに強いものがあり、将来必ずや素晴らしい国に発展すると思っています。私たちの役目は、中米地域のなかでも豊かな自然と明るい人間性が際立つニカラグアへの関心と認識を増大させることにあります」など、今後ますます両国の友好関係を深めていきたいと決意表明しました。

 ニカラグア共和国(Republic of Nicaragua)について
 (1)地理と気候 北米と南米を結ぶ中米地域の中央部に位置する。面積は中米では一番広く129.541平方キロ(ほぼ北海道と九州の面積を足した広さ。ヨーロッパのギリシャと大体同じ面積)。太平洋と大西洋(カリブ海)の両方に面した熱帯の国である。太平洋側は火山帯が走り、ニカラグア湖とマナグア湖の2つの湖がある。熱帯サバンナ気候の太平洋側、肥沃な平原地帯の中央部、涼しい北部山岳地帯、そして高温多湿で河川の多い熱帯雨林気候の大西洋地域と、変化に富む地形と気候を有している。
 (2)人口 約568万人(2008年世界銀行) (3)言語と宗教 スペイン語(公用語) カトリック教 (4)元首 ダニエル・オルテガ・サアベドラ大統領 
(5)国情 長い間内戦と革命のため経済活動は滞り、社会は疲弊していたが、近年国内情勢は徐々に安定し、2007年オルテガ大統領の政権後は他国との関係を強化するなど貿易面においても緊密化を図り、主要課題でもある貧困削減に力を入れている。(6)主要産業 農牧業(コーヒー、牛肉、落花生、サトウキビ、とうもろこし、米、バナナ等) (7)教育 内戦と革命で公教育も大きな打撃を受け、国民の識字率は中米でも低い水準である。主な高等教育機関としてはレオン国立自治大学、ニカラグア国立自治大学、中米大学、ニカラグア工科大学などがある。 (8)文学・音楽・スポーツ スペイン語圏最高峰の詩人ルベン・ダリオを筆頭に多くの詩人を輩出している。音楽はフォルクロール、サルサなどが有名。スポーツでは野球とボクシングが人気。 (9)特産品 葉巻(パドロン)、コーヒー(グルメ・コーヒー)、ラム酒(フロール・デ・カーニヤ)
 (10)観光 国内にマヤ文明の遺跡はないが、灼熱の太陽の国、詩と詩人の国と称されるように、首都マナグア、レオン、グラナダ、オメテペ島、サン・ファン・デル・スール、コーン諸島など観光地は多い。

在京都ニカラグア共和国名誉総領事館
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6 京都外国語大学内
電話:075-322-6730
名誉総領事:森田嘉一
管轄区域:近畿

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全権大使のご挨拶
全権大使のご挨拶

森田嘉一理事長・総長に任命状の授与
森田嘉一理事長・総長に任命状の授与

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