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2010年7月7日

 6月20日、森田記念講堂で「国際教養学科」開設記念シンポジウムが開催されました。久保哲男副学長の挨拶に続いて、クレイグ スミス学科長と学生の司会により開会が宣言され、作家であり環境保護活動家・探検家のC.W.ニコル氏が「Planting Trees in Your Heart」と題して基調講演を行いました。
 講演の中でニコル氏は、日本の森と出会って心を動かされた経験を「多様な文化や豊かな食文化に感動しました。加えて森にはムササビやオオサンショウウオといった野生の動物がいる。美しいブナが立っていて香りも良く涼しくて、小川の流れは笑っているように聞こえる。思わず涙目になりました」と語られました。続けて「森は日本人の心のふるさと。健康的な森が戻ったら、日本も復活し経済も文化も健康的になる。私はそれを深く信じています」と、日本と日本人の未来の展望についても話されました。
 本学で「昆虫の保全生態学」「環境教育」を担当する畑田彩講師とのトークショーでは、「アジアの島国で北に流氷、南に珊瑚礁がある国は他にはない。ずっと自然と暮らしてきた日本だからこそ自然を大切にしてほしい」とのメッセージが。学生からの「生物多様性に関して私達に何か協力できることは」という質問には、「君にしかできないことが絶対にある。仲間と一緒に楽しみながら取り組み、純粋な心を育ててほしい」との言葉が贈られました。
 なお、今回のシンポジウムにはたくさんの国際教養学科の学生が運営に携わったほか、学生が詠んだ日本語・英語による俳句の披露なども行なわれ、新学科が一体となって成功を収めることができました。

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ニコル氏と畑田講師の対談の様子
ニコル氏と畑田講師の対談の様子

ニコル氏による基調講演
ニコル氏による基調講演

フィナーレの様子
フィナーレの様子

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