新しいがはじまる - Be a Changemaker

Jay Klaphake教授/Eric Hawkinson准教授

逆境で鍛えられる変革を起こす力

We need to be Changemakers

Jay Klaphake教授

グローバルスタディーズ学科
専門[Law and Negotiation]

Profile

1995年米国ミネソタ州ウィリアムミッチェル大学ロースクール(法科大学院)修了。国際法や国際交渉などを教えている。2020年10月よりグローバルスタディーズ学科の副学科長を務める。

新型コロナウイルスは、あらゆる人と社会に大きな影響を及ぼしました。ネガティブなニュースに注目が集まりがちですが、国際貢献学部の先生と学生は未来への希望を諦めてはいません。今だからこそ生まれる新しい技術や考え方があるはず。この状況が自分を成長させるきっかけになるはず。そう信じて、ひるまず前進し続けています。

コロナ禍で生まれた新しい働き方・学び方。

新型コロナウイルスはさまざまな混乱を引き起こしましたが、ポジティブな変化も生み出しています。たとえば、多くの企業がリモートワークを取り入れ、中には柔軟で多彩な働き方が実現された現場もあります。私のクラスでは、オンラインでビジネス交渉シミュレーションや模擬裁判を行いました。テクノロジーを活用した授業に参加することで、ICT化が進む社会への対応力も培うことができるでしょう。

学生が主体的に参加するアクティブラーニングの授業は、オンラインでも実施。留学生を交えたディスカッションでは、多様な考え方を吸収することができます。

環境が変わっても国際体験や課外活動は活発。
現在は留学が難しい状況ですが、専門科目を英語で学び、留学生が大勢いるグローバルスタディーズ学科では、海外へ行かなくてもグローバルな体験ができます。また、常に意欲的な本学科の学生たちは、この状況下でも積極的に行動しています。たとえば、模擬国連のリーダーを務める人や、ビジネスコンテストを主催する人、中には、コミュニティを組織してビジネスを立ち上げた人もいます。

学生有志が、世界最大規模の学生ビジネスコンテスト「Hult Prize」に挑戦する京都外大生を支援する団体「Hult Prize KUFS」を立ち上げました。大会では、審査員として、彼らの活動をサポートしています。

より良い未来を望み学ぶ意欲に溢れる人を歓迎。
世界は今、かつてないほどのグローバルな問題に直面していますが、私は未来をポジティブに捉えています。なぜなら、Changemakerをめざして熱心に学ぶ学生たちが、世界をより良い方向に変えてくれると信じているからです。もしもChangemakerになりたいと思うなら、もっと良い社会をつくりたいと願うなら、「挑戦」は成長するチャンスです。私たちはあなたを歓迎します。

TEDxでは、TEDTalksの映像鑑賞、スピーチ、ディスカッションなど行っています。活動を通してお互いに学び合い、深い絆を育みます。

TEDの精神に基づいて運営されるプログラムTEDxKyotoを創立。

TEDの「よいアイデアを広めよう」の精神に基づいて、世界各地で独自に運営されている「TEDx」。2011年にクラパーキ先生が創立したTEDxKyotoは、世界中から参加者が集まる国内最大級のTEDxイベントを運営するコミュニティへと成長しました。その活動には多くの京都外大生が関わっており、昨年は、アジア太平洋地域のTEDx主催者が集まるイベントの計画や運営に携わりました。

Eric Hawkinson准教授

グローバル観光学科
専門[Learning Technology]

Profile

米国ボイジー州立大学教育学研究科修了。IT関連の仕事に従事した後、2005年から京都へ。研究テーマは、ITと教育を融合させた「教育メディア・教育技術」。教育と観光とICTの関係も研究している。

移動せずに世界を旅する新しいスタイルの観光が誕生。
たとえ移動が制限されていても、ARやVRなどのテクノロジーを活用すれば、世界中を旅することも不可能ではありません。多くの集客が見込まれ、経済効果の大きいビジネス関連イベントのMICE(※)では、イベントの開催や運営にARやVRを生かす動きがすでに広がっています。テクノロジーのスキルをもつ人材は、今後の観光業界で強く求められるはず。新しい形の観光を創造するキーパーソンになるでしょう。

※MICEとはMeeting(企業等の会議)、IncentiveTravel(企業等の行う報奨旅行)、Convention(学会・国際会議)、Exhibition/Event(展示会・イベント)の頭文字からの造語

VRを使ったデジタルコンテンツの作成方法と、それを観光産業に生かす方法を、ワークショップ形式で学びます。完成した作品はインターネットで公開。

学生が地元を世界に紹介。私のふるさとVRツアー。
学生たちは、授業でICTを活用したツアーの作成に挑戦しています。まず、思いを物語にのせて伝える「ストーリーテリング」や、作品を体験して鑑賞する芸術「インスタレーション」にスポットを当てながら、旅行体験を通じて観光産業の課題や解決方法を考えます。続いてVRで作品を制作する方法を学び、それぞれの地元を紹介するVRツアーを作成します。

VRギャラリー内で、学生制作の「My Hometown Project」を展開。掲載しているポスターをクリックすると、各観光地の詳しい情報を入手することができます。

今だからこそ身につく世界の変化に対応する力。
2020年は誰もが例年どおりの大学生活を送ることができていません。それでも、学生たちはテクノロジーを駆使して行動を起こし、世界各国の仲間と出会い、共同作業を通じて着実に成長しています。授業や学習のスタイルも、この期間中によりフレキシブルに進化しています。誰も経験したことがない今の状況は、大きな変化にも臨機応変に対応できる力を身につける絶好の機会になるはずです。

UNWTO(世界観光機構)のデジタルイノベーションファイナリストに選出。

デジタルツーリズムの研究開発プロジェクトに取り組むハーキンソン先生は、2020年、UNWTO(世界観光機構)の「観光の課題を解決するためのチャレンジ」アジア地域ファイナリストの一人に選ばれました。先生は、同プロジェクトで没入型学習のプラットフォーム「ARientation」を開発。無料で使いやすいARientationは、世界各国のコミュニティ、大学、観光地で展開されています。

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Department of GLOBAL STUDIES[ グローバルスタディーズ学科 ]

  • キミの「チャレンジ」を待っている実践的なプログラムが充実

    1年次から、国際貢献に関わるさまざまな世界情勢とその主要な課題を学びます。2年次夏・秋に4〜6週間、全員が国内外のコミュニティに出向き、現地の課題解決に挑戦。行先はカナダ、オーストラリア、マレーシア、アメリカそして京都とさまざま。経験で成長し、挑戦で飛躍するプログラムがそろっています。

  • 第一線での実務経験を持つ教員が学びをサポート

    国際機関、国際開発金融機関、グローバル企業などの第一線で実務経験をもつ教員や世界的なプレゼンのイベントを京都でも立ち上げた教員など、多くがグローバル社会で活躍してきたプロ中のプロ。経験の大切さを誰よりも知る人たちが、キミたちに主体的な学修のきっかけを与えてくれます。

  • オールイングリッシュで世界に通用する専門知識を修得

    政治学や経済学、会計学などの科目を英語で学修したり、留学生と英語でグループワークやディスカッションを行うなど、世界に通用する専門知識を修得。専門科目の授業はオールイングリッシュ。教養科目は日本語での授業選択が可能です。

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Department of GLOBAL TOURISM[ グローバル観光学科 ]

  • 「多文化間交流」としての新しい観光を学ぶ

    旅行、ホテル、航空など従来の観光も対象とする一方、フードツーリズムやスピリチュアルツーリズム、スポーツツーリズムといった体験型・交流型の新しい観光のあり方についても学んでいきます。日本の魅力を世界に発信する観光、さらには地域振興の観光など、幅広い切り口で観光に新しい価値を創出します。

  • 国際観光文化都市・京都で学ぶ魅力

    本学のある京都には、世界中から観光客が集まります。その国際観光文化都市・京都を中心とした様々なプログラムや、フィールドワーク、ボランティア活動などを展開。多文化交流の現場で実践的に学ぶとともに、「京都の歴史」「京都モノ・コト学」など、活動を下支えする知識も十分身につけます。

  • 英語のコミュニケーション能力もしっかり磨く

    4年間を通じて「英語演習科目」を配置しているので、英語のコミュニケーション能力も強化。さらに、ツーリズムに特化した英語表現やホスピタリティ英語といった、「おもてなし」の現場で求められる力も身につけます。また、外国語大学である本学なら多言語の修得にも挑戦できるのも魅力です。

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