失敗を恐れず挑戦する価値。
- 大阪府立佐野高校出身
グローバル観光学科 2年次生(2018年度入学)
- 高校時代に立ち上げた「水ナス愛し隊」がきっかけで、現在も水ナスを活用した地域PR活動に取り組んでいます。
新しいがはじまる - Be a Changemaker
実社会を学びの場とする「コミュニティエンゲージメント」は、学生が自らプロジェクトを企画し、実践するプログラムです。僕の所属するチームが活動した舞台は、京都府の日本海に面した丹後半島の中心にある京丹後市。
移住や起業をする若者が増えているものの、それ以上に少子高齢化と後継者不足が深刻です。海と緑が美しいこの街を、もっと知ってもらう必要があると感じました。
旅館業務に従事しながら、4チームに分かれて調査や提案をします。「フード・スポーツツーリズム」「起業・移住」「ホスピタリティ」「ペットツーリズム」の中で、僕は「起業・移住」を選択。自分も起業をしたこともあって、起業や移住をする若者が多いという京丹後の土地柄にも関心をもったのが理由です。
京丹後市には、日本に2つしかない回転釜を使ったタピオカ製造工場のうちの1つがあります。これを地域PRに活用できないかと考えて、工場を経営する方にアポイントを取り、海の家で販売させてもらうことにしました。
夕日ヶ浦海岸でタピオカドリンクを販売しました。地元産の素材を使うので、低価格で提供できる点が強みです。一緒に販売した京丹後名物の乳飲料も好評で、京丹後らしい飲み物をまとめて紹介するのも良案だと感じました。
京丹後市で会社を立ち上げた3人の起業家にインタビュー。地域を盛り上げたいという熱い思いや、多種多彩な地域活性化プロジェクトの内容について話を聞き、刺激を受けました。海外での経験を仕事に生かしている方もおられ、僕も留学を考えるように。グローバルな視野とローカルな視野を両方もつことが大切だと思いました。
旅行、ホテル、航空など従来の観光も対象とする一方、フードツーリズムやスピリチュアルツーリズム、スポーツツーリズムといった体験型・交流型の新しい観光のあり方についても学んでいきます。日本の魅力を世界に発信する観光、さらには地域振興の観光など、幅広い切り口で観光に新しい価値を創出します。
本学のある京都には、世界中から観光客が集まります。その国際観光文化都市・京都を中心とした様々なプログラムや、フィールドワーク、ボランティア活動などを展開。多文化交流の現場で実践的に学ぶとともに、「京都の歴史」「京都モノ・コト学」など、活動を下支えする知識も十分身につけます。
4年間を通じて「英語演習科目」を配置しているので、英語のコミュニケーション能力も強化。さらに、ツーリズムに特化した英語表現やホスピタリティ英語といった、「おもてなし」の現場で求められる力も身につけます。また、外国語大学である本学なら多言語の修得にも挑戦できるのも魅力です。