新しいがはじまる - Be a Changemaker

小杉 成さん

それでも、僕は、挑戦をやめない

小杉 成さん
John F.Kennedy Catholic High School 出身 (アメリカ)
グローバルスタディーズ学科 3年次生
Profile
新潟県出身。中学2年生のときにアメリカでキャンプに参加。海外に関心をもつようになり、アメリカの高校へ進学した。オールイングリッシュの授業が多く、留学先のような環境で学べる点に惹かれて、国際貢献学部を選択。

イレギュラーな事態を新しい試練ととらえる

新型コロナウイルスの影響で、例年通りの新学期を迎えられなかった学生たち。参加するはずだったイベントや、自ら企画したプロジェクトなど、多くが中止・延期になりました。それでも、落ち込んでばかりはいられません。どんな状況でもできることはあるはず。イレギュラーな事態を新しい試練ととらえて、前向きに行動を始めます。
模擬国連がオンライン開催に。議長として成功をめざす。
国内外から学生が集まり、一緒にSDGsに関する問題を考える「JUEMUN(日本大学英語模擬国連大会)」。今年は1年次生のときからめざしていた議長を務めることになりました。テーマは「女性の働き方、ライフスタイル」です。しかし、新型コロナウイルスの影響で開催が不可能になり、オンライン開催が決定。想定外の展開に最初は焦りましたが、今ではめったにない経験だと前向きに捉えるようになりました。他大学の議長とオンラインミーティングを重ね、参加者のフォローをするためテーマに関する知識を深めながら、準備を整えています。

週に1度の議長ミーティング。初開催のオンラインJUEMUNをスムーズに進めるには、情報の共有や確認が大事。コミュニケーションを積極的にとるようにしています。

CEPの経験で、改めて思う社会とつながる経験の大切さ。
学生が社会とつながるきっかけをつくりたくて、友だちと一緒にいろいろなワークショップを企画・運営しています。好評だったのは、人材教育を手がける企業とのコラボレーション企画。オンラインで企業の方を招き、学生向けのワークショップをしてもらいました。最近動き出したのは、京都の工芸品を扱う企業と、広告会社との共同プロジェクトです。学生チームが課題解決に挑む企画や、社会人との交流を通して現代のライフスタイルを考える企画などを予定。在学中から、企業の方の考え方や、仕事の実態を知ることは、自分の将来を決める上でもとても重要です。

CEP [Community Engagement Program]

2年次の秋、コミュニティエンゲージメントでカナダへ行きました。現地では、地域に貢献している企業や団体を複数訪問して、インタビューに挑戦。いろいろな立場や職業の人と話すことで、視野が大きく広がりました。学生のうちに社会を見ることや、そこで働く人と出会い、交流することの大切さを実感しました。

京都外大からChangemakerを!学生を応援する団体を設立。

京都外大から、世界の問題を解決へと導く「Changemaker」を送り出したい。そんな思いから、「Hult Prize KUFS」の立ち上げに関わりました。ビジネスコンテストに参加する学生を支援する団体で、企画のチェックや、英語で行うプレゼンテーションのサポート、活動資金の調達などを行っています。広報担当の僕の仕事は、フライヤーの制作やSNSでの情報発信など。後輩たちが学外で活動するチャンスを増やし、みんながいろいろな経験を積めるようにサポートしていく予定です。

ハルトプライズとは?

大学生だけが参加できる世界最大規模のビジネスコンテスト。毎年、元米大統領ビル・クリントン氏がSDGsに基づくテーマを設定し、10万人以上の学生たちがそれに応じたビジネスモデルを考案・発表しています。学内予選や地域予選などがあり、勝ち残った6チームは、100万ドルをかけてニューヨーク国連本部での最終大会に挑みます。本年度のテーマは、「環境保護に貢献するスタートアップ企業」。

学内予選を勝ち抜いたのは、チーム「SUWIMMI」

「SUWIMMI」のビジネスプランは、竹炭で浄水フィルターをつくり、飲料水が不足する国や地域に届けるというもの。HultPrize KUFSは、アイデアのブラッシュアップや資金調達のサポートを行いました。国内選抜を通過して、地域予選であるホーチミン大会への出場が決定し、僕も同行する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でオンライン審査に変更。残念ながら落選しましたが、今後の活動も応援したいと思います。

団体の立ち上げに関わった仲間たち。常にアクティブな仲間から、良い刺激を受けています。

人と人をつなげたい。リモートゼミ&授業も全力で。

ゼミでは、学生自らが役割を持って、研究を進めることになりました。僕の役職は「コラボレーションリーダー」。人と人をつなげることが好きだし、何より、築いてきた人脈を生かせるかもしれないと思って立候補しました。現在は、教育支援を行う団体との共同イベントに向けて、団体の方と準備を進めています。ゼミ以外では、マーケティングや交渉術を学ぶ授業に力を入れています。伝える力を磨きたいから、プレゼンテーションの授業にも出席。何か活動を行うたび、学びたいことがどんどん増えていきます。将来は、すばらしいモノ・価値・サービスを人に伝えるような仕事に就きたいです。

ゼミや授業はすべてリモートで行われています。体験してみて、リモートでできることの多さに驚きました。これから新しい学び方・働き方が生まれる気がして、興味深いです。

インタビュー動画を見る

Department of GLOBAL STUDIES[ グローバルスタディーズ学科 ]

学科の詳細はこちら