2023/12/21 12:30:00 デジタル技術を用いた没入型教育の最前線:ハーキンソン教授に聞く
- 授業関係
- KUFSGT
みなさん、こんにちは!今日は、臨時投稿として、本学科のエリック・ハーキンソン先生の実践について、お届けします!
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AI強化講義からVRフィールドトリップまで、様々な実践をおこなってきたエリック・ハーキンソン教授とグローバル観光学科2年次生の佐武ほのかさんと共に京都外国語大学での学習の未来を垣間見てみましょう。
アメリカ出身の学習デザイン&テクノロジーの専門家であるハーキンソン先生と、観光学をグローバルに学ぶことに熱心な佐武さんは、技術と教育がどんなふうに交差するのかについて探求しています。その議論をとおして、ICT、AI、VR、ARが現代の学習体験を形成する上でどのような変革をもたらすのかを浮き彫りにし、これらのツールが学術的理解をいかに高めるのか洞察しようとしています。
ハーキンソン教授は、学習デザイン&テクノロジー分野において広範な実績を持つ研究者です。教育における没入型技術の専門家として、ハーキンソン教授は、人間の体験を豊かにする技術の活用に情熱をもち、教員、研究コーディネーター、コミュニティおよび技術イニシアティブのリーダーとして多様な役割を果たしています。その哲学の中心には、プライバシーに配慮したデザイン設計や、知識をオープンにすること、また誰もがデジタルリテラシーを獲得できるようにするという原則があり、教育における技術統合においてバランスの取れたアプローチの確保が意図されているのが特徴です。没入型学習デザイン、拡張現実と仮想現実の学習開発、デジタル市民権の倫理的側面に重点を置きながら、研究、開発、アウトリーチ活動を通じて、教育技術の新たな課題と機会を創出しています。
エリック・ハーキンソンのプロジェクトと研究の全リスト: https://erichawkinson.com
ハーキンソン教授が先進的なマルチメディアリソースを用いた教育実践をおこなっているのは、特殊なスクリーンを完備したマルチメディア自習室です。そこで、学生たちは仮想旅行体験を始めることができます。この没入型技術により、学生たちは実際にそこにいるかのように世界各地を仮想的に探索することができます。これは単に場所を見るだけではなく、異なる文化や環境と深く繋がるインタラクティブで魅力的な学習プロセスです。これらのツールは従来の教室設定では提供できない世界についての学びの機会を学生に提供します。
また、ハーキンソン教授は、WebVRを通じてモデル国連(MUN)のシミュレーションを促進するなど、教室での技術の革新的な使用を拡張しています。これにより、伝統的なMUN体験をよりエンゲージメントの高い、インタラクティブな学習プロセスへと発展させることが可能となりました。この取り組みは、ハーキンソン教授が教育体験を向上させるだけでなく、デジタルとつながる世界における複雑でグローバルな相互作用や外交に学生を準備させるためにおこなっています。
学生の視点:
京都外国語大学のグローバル観光学科2年生である佐武ほのかさんは、ハーキンソン教授のユニークで革新的な教育手法に感銘を受けている学生のひとりです。富山出身の佐竹さんは、高校の先生に薦められて本学のグローバル観光学科を志望することになりましたが、映画鑑賞や写真撮影、そして「刀剣乱舞」への興味など、佐武さんの多様な興味は、ハーキンソン教授が提供する多様で魅力的なデジタルカリキュラムとの出会いで、さらなる相乗効果を生んでいます。
特に、インタラクティブな「Together Learning」プログラムをはじめ、伝統的な学習方法とデジタル学習方法の融合について、佐武さんは魅力を感じており、「ニューメディアマーケティング」、「ウェブデザイン」、「ビデオプロダクション」といったハーキンソン教授の選択科目に熱心に取り組んでいます。「イマーシブテクノロジーワークショップ」で行われる「My Hometown Project」に取り組むことも心待ちにしています。「My Hometown Project」は、仮想旅行体験を通じて世界中の人々をつなぐプロジェクトで、文化探求をしながら持続可能な観光のあり方を考えたい佐武さんにとっては、ぴったりのプロジェクトです。
教室での学習から実世界への応用:
ハーキンソン教授の教育方法は実世界にも応用され、これまでも教室を超えて様々な革新的なプロジェクトが実現されてきました。これには、先述した仮想外交に取り組むWebVRモデルの国連シミュレーションや、持続可能な観光のための没入型ストーリーテリングを強調するMy Hometown Projectはもちろんのこと、拡張現実学習環境のためのReality Laboや、技術を使って教育者を支援するTeam Teachersなど、他にも様々なプロジェクトが含まれています。学外でも、TEDxKyotoでのAR体験や、ゲームの要素をとりいれたAR図書館のスカベンジャーハントといったインタラクティブな体験と学習を融合させたユニークな取り組みがおこなわれてきました。
今後に向けて:
このようにデジタル分野での教育革新を続けるハーキンソン教授のもと、京都外大では、学生の皆さんが、観光学科の領域やそれ以外の分野においてデジタル時代の課題に向き合えるような先進的なプログラムや教育環境を引き続き提供していきます。今後もどうぞご期待ください!
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本投稿の内容は、『学園通信ロゴス』68号の地球人登場で取り上げています。
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AI強化講義からVRフィールドトリップまで、様々な実践をおこなってきたエリック・ハーキンソン教授とグローバル観光学科2年次生の佐武ほのかさんと共に京都外国語大学での学習の未来を垣間見てみましょう。
アメリカ出身の学習デザイン&テクノロジーの専門家であるハーキンソン先生と、観光学をグローバルに学ぶことに熱心な佐武さんは、技術と教育がどんなふうに交差するのかについて探求しています。その議論をとおして、ICT、AI、VR、ARが現代の学習体験を形成する上でどのような変革をもたらすのかを浮き彫りにし、これらのツールが学術的理解をいかに高めるのか洞察しようとしています。
ハーキンソン教授は、学習デザイン&テクノロジー分野において広範な実績を持つ研究者です。教育における没入型技術の専門家として、ハーキンソン教授は、人間の体験を豊かにする技術の活用に情熱をもち、教員、研究コーディネーター、コミュニティおよび技術イニシアティブのリーダーとして多様な役割を果たしています。その哲学の中心には、プライバシーに配慮したデザイン設計や、知識をオープンにすること、また誰もがデジタルリテラシーを獲得できるようにするという原則があり、教育における技術統合においてバランスの取れたアプローチの確保が意図されているのが特徴です。没入型学習デザイン、拡張現実と仮想現実の学習開発、デジタル市民権の倫理的側面に重点を置きながら、研究、開発、アウトリーチ活動を通じて、教育技術の新たな課題と機会を創出しています。
エリック・ハーキンソンのプロジェクトと研究の全リスト: https://erichawkinson.com
ハーキンソン教授が先進的なマルチメディアリソースを用いた教育実践をおこなっているのは、特殊なスクリーンを完備したマルチメディア自習室です。そこで、学生たちは仮想旅行体験を始めることができます。この没入型技術により、学生たちは実際にそこにいるかのように世界各地を仮想的に探索することができます。これは単に場所を見るだけではなく、異なる文化や環境と深く繋がるインタラクティブで魅力的な学習プロセスです。これらのツールは従来の教室設定では提供できない世界についての学びの機会を学生に提供します。
また、ハーキンソン教授は、WebVRを通じてモデル国連(MUN)のシミュレーションを促進するなど、教室での技術の革新的な使用を拡張しています。これにより、伝統的なMUN体験をよりエンゲージメントの高い、インタラクティブな学習プロセスへと発展させることが可能となりました。この取り組みは、ハーキンソン教授が教育体験を向上させるだけでなく、デジタルとつながる世界における複雑でグローバルな相互作用や外交に学生を準備させるためにおこなっています。
学生の視点:
京都外国語大学のグローバル観光学科2年生である佐武ほのかさんは、ハーキンソン教授のユニークで革新的な教育手法に感銘を受けている学生のひとりです。富山出身の佐竹さんは、高校の先生に薦められて本学のグローバル観光学科を志望することになりましたが、映画鑑賞や写真撮影、そして「刀剣乱舞」への興味など、佐武さんの多様な興味は、ハーキンソン教授が提供する多様で魅力的なデジタルカリキュラムとの出会いで、さらなる相乗効果を生んでいます。
特に、インタラクティブな「Together Learning」プログラムをはじめ、伝統的な学習方法とデジタル学習方法の融合について、佐武さんは魅力を感じており、「ニューメディアマーケティング」、「ウェブデザイン」、「ビデオプロダクション」といったハーキンソン教授の選択科目に熱心に取り組んでいます。「イマーシブテクノロジーワークショップ」で行われる「My Hometown Project」に取り組むことも心待ちにしています。「My Hometown Project」は、仮想旅行体験を通じて世界中の人々をつなぐプロジェクトで、文化探求をしながら持続可能な観光のあり方を考えたい佐武さんにとっては、ぴったりのプロジェクトです。
教室での学習から実世界への応用:
ハーキンソン教授の教育方法は実世界にも応用され、これまでも教室を超えて様々な革新的なプロジェクトが実現されてきました。これには、先述した仮想外交に取り組むWebVRモデルの国連シミュレーションや、持続可能な観光のための没入型ストーリーテリングを強調するMy Hometown Projectはもちろんのこと、拡張現実学習環境のためのReality Laboや、技術を使って教育者を支援するTeam Teachersなど、他にも様々なプロジェクトが含まれています。学外でも、TEDxKyotoでのAR体験や、ゲームの要素をとりいれたAR図書館のスカベンジャーハントといったインタラクティブな体験と学習を融合させたユニークな取り組みがおこなわれてきました。
今後に向けて:
このようにデジタル分野での教育革新を続けるハーキンソン教授のもと、京都外大では、学生の皆さんが、観光学科の領域やそれ以外の分野においてデジタル時代の課題に向き合えるような先進的なプログラムや教育環境を引き続き提供していきます。今後もどうぞご期待ください!
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本投稿の内容は、『学園通信ロゴス』68号の地球人登場で取り上げています。