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館長ブログ

2022/03/31 23:10:00 ご挨拶

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  • Posted by南博史
館長の南です。
 私、南は本日3月31日をもって67歳定年となります。2011年4月に京都文化博物館から移って11年。あっという間のように感じます。その間、国際文化資料館館長として、大学の理念「言語を通して世界の平和を」実現するため、「博物館を通して世界平和」に貢献することをモットーにさまざまな活動に取り組んできました。
 博物館学芸員資格課程と連携した「国際的学芸員」の育成、博物館は資料の収集・保存・展示だけでなく、社会課題の解決に取り組むことがこれからは求められるということから、複数のコミュニティと協働し学生も巻き込んだ外部連携活動、本学のラテンアメリカ諸国とのつながりを背景として中米諸国の大学や博物館、研究機関と協定を結び実施してきた考古学・博物館活動、京都・大学ミュージアム連携やICOM活動などなど、一つ一つ取り上げたら枚挙のいとまがないというところです。いずれこうした活動をまとめたいと思っていますが、ともあれこのブログをもって館長としての私の最後のご挨拶としたいと思います。
 11年間お世話になりました。
 そして、4月からは特任教授としてひきつづき大学で教育、研究活動、学芸員資格にかかる活動を続けていきます。もちろん国際文化資料館についても、お手伝いしていきたいと思いますので、皆様方におかれましても、今後とも国際文化資料館へのご支援・ご協力ほどよろしくお願いいたします。
 大学にはじめて来た時、さあ~これからの10年何をしよう~と心躍らせていたことを思い出します。そして、今もまた「さあ~これから10年、どんな面白い活動をしよう~」どきどき、わくわくしているところです。
 これからも「慌てない慌てない、のんびり、ぼちぼち、楽しく」頑張っていきたいと思います。
 最後に、未熟な館長をいつも支えていただいてきた学芸員の西村さんはじめ職員、学生スタッフの皆さんに心から御礼申し上げます。

2022/03/19 07:40:00 記憶とつなぐ~ある写真家のものがたり展

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  • Posted by南
南です。
 今回、京都府健康福祉部地域包括ケア推進係からのお声がけで写真展「記憶とつなぐ~ある写真家のものがたり」(京都市京セラ美術館:20日日曜日まで)の企画・開催のお手伝いをさせていただきました。
 この展覧会は、若年性認知症発症された写真家下坂厚さんの写真約60点を展示しています。若年性認知症とは65歳未満で発症する認知症のことです。私も今回はじめて若年性認知症の方々の日常や心の動き、サポートされているさまざまな方々(家族、仕事仲間、行政、企業など)の様子を知ることができました。
 今週、月曜日は、国際文化資料館でお手伝いいただいている杉岡さん、土佐さん、学芸員資格課程履修生の芝野さんにご協力いただき展示作業を行いました。
 会場が京セラ美術館ということもあって、連日300人近い方が見学されています。私のように若年性認知症について、詳しくご存知なかった方も多いようです。こうした機会が若年性認知症の正しい認識に繋がることをあらためて感じています。
 会期は今日明日だけですが、ぜひ足を運んでください。
 参考:https://www.pref.kyoto.jp/kourei-engo/news/03kioku.html
  • 展示準備
  • 展示作業
  • 中央の男性が写真家の下坂厚さん、赤色ブルゾンの資料館メンバー、右端が展覧会開催に協力されたNPO法人IFMAの森木礼子さんです。

2022/03/18 02:10:00 京都外大西高等学校構内発掘調査

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  • Posted by南
館長の南です。
 新型コロナウイルス感染拡大のためこの2年間は国際文化資料館もほとんど開館できない状態が続いています。その中で2021年度学芸員資格課程修了展は、本学学生、教職員に限っていますがなんとか無事に開催を続けてきました。そして、19日(土)最終日を迎えます。後2日間だけですが、学生のみなさん、先生方、職員の方々にはぜひご覧いただけましたら嬉しいです。
 一方、館長の南は、本年1月5日から京都外大西高等学校構内の発掘調査を担当しております。場所は、葛野大路側の高校正門から構内に向かう通路を中心に旧体育館と大学との境界に挟まれた部分で約400㎡あります。
 平安京の条坊図(東西・南北の道路に区画された宅地などの配置図)を見ると、ここは平安京の右京(メインストリートである羅城門~朱雀大路~平安宮のラインから西側)、四条(北が一条、南は九条)四坊(朱雀大路から西へ4ブロック目=1ブロック480m四方)、十四町(1ブロックは120m四方の1マス=町が4×4=16ブロック=十六町あり、一番西端の町)にあたります。このあたりは平安時代の初めから洪水が多く、平安時代の中ごろには放棄されるところも多かったようです。その意味でも今回、京都市文化財保護課による試掘調査の結果、平安時代の遺物や遺構が見つかったことから、本調査に大きな期待をしていました。
 発掘は、調査目的である平安時代の地上面を確認したところです。非常に特徴的なことは南側に旧天神川の川跡が見つかったことと、北側に平安時代前期9世紀ぐらいの築地塀のあと、それに付随する溝などを見つけたことです。平安京のできたころはこの地にもこうした立派な建造物があったということがわかりました。
 そこで18日午後2時から京都外大西高等学校の教職員の方々、大学法人の方々をお招きして現地説明会を開催しました。20人を越える方々が見学においでになり、南の下で発掘を進めていただいてる㈱アルケスの持田さんから発掘状況の説明いただきました。また、出土した遺物も手に取ってみていただきました。
 私たちの学舎の下に平安時代にこの地で暮らしていた貴族の館あったということがわかったことは、本学で学ぶ多くの若者にとっても歴史や文化に理解を広げるきっかけになると思います。
 国際文化資料館では、発掘終了後はできるだけ早くこの調査の成果を発表したいと思います。
 発掘は4月まで継続する予定です。機会がありましたらぜひ見学においでください。南までご連絡いただきましたらご説明させていただく機会を作りたいと思います。
  • 平安時代の地上面と発見された築地塀と溝など
  • 現地説明会の様子
  • 出土遺物(今回、1名の本学院生、3名の学部生が発掘補助員として参加している)

2021/04/11 05:00:00 名古屋大学博物館見学と拓本調査

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  • Posted by館長
館長の南です。
 4月8日、名古屋大学博物館で開催されていた「名古屋大学による遺跡調査による人類史」展を本学の国際言語平和研究所嘱託研究員嘉幡茂(かばた しげる)さんと一緒に見学してきました。目的は、名古屋大学助教伊藤伸幸先生のオルメカ・マヤの石彫拓本をあつかった特設コーナーでの作品調査です。
 この作品群は、2010年~11年に南が京都文化博物館の最後に企画した展覧会「古代メキシコ・オルメカ文明展~マヤへの道」の時に、伊藤先生の拓本から選出し軸形式にしたものです。今回久しぶりに展示されると伺い見学してきました。
 また、伊藤先生はこのほかに多数のメソアメリカの石彫を採拓されてきました。この貴重な作品群を国際文化資料館が中心となって整理、分析させていただくことになりました。この作業を通して、国際文化資料館でも展覧会を開催したいと思っています。
 拓本はその学術的な価値はもちろんとして、美術作品としても評価されることがあります。伊藤先生の拓本はそうした点からも大変高く評価されるものです。また、採拓当時の様子を伺うことで現地のことを知る機会にもなります。
 作品の公開をお楽しみに!!!
  • 名古屋大学博物館
  • 拓本展示の様子(左:伊藤先生、右:嘉幡さん)。一番大きな作品は高さが3メートルあります。拓本は当然一枚では採れないので、何枚もつなぎ合わせるようにして採拓されます。現地は決して環境が良いところではないだけに、体力と気力が必要な作業です。
  • 伊藤先生の拓本を調査しています。おそらく100点近くあるのではないかと。今回はようやく半分の資料のメモとスナップ写真がとれたところです。近々、残りの作業も実施します。

2021/03/19 01:00:00 新型コロナウイルスを越えて「2021年度活動再開」ご挨拶

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新型コロナウイルスを越えて「2021年度活動再開」
館長からのご挨拶

 みなさん。大変ながらくご無沙汰しておりました。館長の南博史です。
 国内で新型コロナウイルスの感染拡大が始まって1年。国際文化資料館にとっても大変苦しい1年でした。さらに今年1月からの感染再拡大による再びの緊急事態宣言によって、社会の閉塞感分断がますます深くなったような気がしておりました。
 しかしながら緊急事態宣言の解除、そしてワクチン接種の開始をきっかけに、まさにafterコロナ、withコロナの社会再生、新しい社会構築に向けさまざまな挑戦を行っていく時にもなってきたとも思います。
 国際文化資料館では、「博物館を通して世界平和を」実現するために、新型コロナウイルスを越えて「2021年度博物館活動再開」をはじめていきたいと思います。
 今後、「お知らせ」のコーナーを使って順次、活動のテーマごとに活動再開に向けた準備状況などを発信していきます。
 新たな国際文化資料館の活動に、引き続きご支援賜りますようよろしくお願いいたします。
2021年3月19日

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