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資料館研究会

2020/01/22 13:50:00 第45回 国際文化資料館研究会・合同報告会

  • Category資料館研究会
  • Posted by宮田
 皆さんこんにちは。ついに暖房を解禁したのは良いものの今度は乾燥と闘っている中米考古学研究会の宮田です。段々と寒さが強くなってきましたが、皆さまお風邪などひいておられませんでしょうか?
 
今回は先日1月21日に行われました第45回研究会合同報告会についてご報告致します。

【フィールドミュージアム研究会】
タイトル:「2019年 秋 たついけ 活動報告」
発表者:小川夏子(国際文化資料館)

 今回の研究会では、フィールドミュージアム研究会の小川さんから、昨年11月17日に京都市中京区龍池学区にて行われました「ぶらりまちなかスタンプラリー」についての活動報告をして頂きました。
この活動は地域住民同士の交流の場を設ける事、たついけ町つくり委員会の認知度をあげる事を目的として行われ、当日は30名もの小学生が参加してくれた事に加え、未就学の兄弟や保護者の方の参加もあり、計47名の方が参加してくださったそうです。
 今回のスタンプラリーでは、5つのグループにわかれ、5つのお店に置かれたポイントでスタンプを押していく形式を取ったそうですが、ただスタンプを集めるのではなく、地域のお店にご協力いただいてたついけに関するクイズを行い、その後当日に配布したスタンプ台紙にスタンプを押してもらう形式を取ったそうです。また、スタンプラリーの最後には漫画ミュージアムに集合し、薬膳茶を飲みながら地域の歴史について町つくり委員会の方にお話しいただいたそうです。
 ちなみに今回使用したスタンプは小川さんや資料館スタッフの手作りで、また、スタンプ台紙は経典や御朱印帳を作成されているお店の方に今回のために作っていただいたものだそうです。他にもグループ分けの色札に日本の伝統模様の色紙を使用するなど、細かいところにもこだわりが感じられますね!

 また、1月26日には「新春着物de茶話会」と題し、京都国際漫画ミュージアムの和室をお借りして京都の伝統的なお正月を体験する催し物を予定しているそうですで、興味のある方は是非ご参加ください!

 今年度の国際文化資料館研究会合同報告会は、今回の第45回で最後となります。
皆さま今年度も暖かく皆守ってくださり誠にありがとうございました。
来年度の研究会開催日はまだ未定ですが、確定し次第資料館Facebookにてお知らせ致しますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!
  • 発表中の小川さん
  • 今年度最後の研究会もみなさん集まって下さいました

2019/12/03 10:30:00 第44回国際文化資料館研究会・合同報告会

  • Category資料館研究会
  • Posted by宮田
皆さんこんにちは。コンビニのおでんを食べてみたいけれど購入の手順が分からず毎回諦めている小心者の宮田です。一気に冷え込んできましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は先日11月27日に行われました第44回研究会合同報告会についてご報告いたします。

【中米考古学研究会】
タイトル:「国際フェスティバル「おちゃっとサロン(文化紹介講座)」実施報告およびアンケート報告」
発表者:植村まどか(京都外国語大学大学院博士後期課程4年次)

タイトル:「越前フィールドミュージアム活動 厨城山測量調査報告」
発表者:宮田怜奈(国際文化資料館)

今回の研究会では、今月行われた福井県での活動についての活動報告がメインとなりました。

まず、植村さんからは「国際フェスティバル「おちゃっとサロン(文化紹介講座)」実施報告およびアンケート報告」と題し、今月11月2日に福井県国際交流嶺南センターにて行われた国際フェスティバルに参加した時の様子、アンケート結果を発表していただきました。この「おちゃっとサロン」は1〜2カ月に一度開催されるそうで、今回は中南米の文化や言葉に加え、マテ茶についても発表したそうです。発表の際には、以前から何度かブログにも出ているエルサルバドルからの留学生たちも参加し、スペイン語についての発表をしてくれたそうです。
また、アンケート結果についてですが、今回のアンケートはおちゃっとサロン主催団体さんのものでしたが、「馴染みのない中南米のことを知れてよかった」「現地の学生と直接話せてよかった」など、皆さん楽しんでくださったようです!

次に私からは「越前フィールドミュージアム活動 厨城山測量調査報告」と題し、先日行われました福井県越前町厨(くりや)城址での測量調査について報告させていただきました。「測量調査」といっても今回の調査はこれからの調査に向けての下調べのようなものが多かったのですが、山の中での枝打ちや、レベルという器具とスタッフと呼ばれる5mの尺を交互に移動させての測量など、初めての事ばかりでとても楽しく調査を進めることができました。こちらの調査にもエルサルバドルからの留学生たちが参加してくれたのですが、調査地にあった愛染明王や現地の様子に興味津々といった様子でした。調査の様子の詳細は国際文化資料館ブログの「越前」というカテゴリーで「越前FW厨城山調査」というタイトルでアップされていますので、ぜひご覧ください!

次回の第45回国際文化資料館合同報告会はまだ未定ですが確定し次第国際文化資料館Facebookから詳細をお知らせいたします。

※研究会に所属していなくても報告会には参加できますので、お気軽にお越しください。
  • 発表してくださっている植村さん

2019/10/29 16:20:00 第43回国際文化資料館研究会・合同報告会

  • Category資料館研究会
  • Posted by宮田
皆さんこんにちは。日に日に秋らしくなってきて、はやくも紅葉が待ちきれない中米考古学研究会の宮田です。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今日は先日10月28日に行われました、第43回国際文化資料館研究会合同報告会についてご報告させて頂きます。

【フィールドミュージアム研究会】
タイトル:「越前町フィールドワークにおける学芸員資格課程の在り方」
発表者:門脇景子

今回の研究会では、フィールドミュージアム研究会の門脇さんから、「越前町フィールドワークにおける学芸員資格課程の在り方」と題し、今後、学芸員資格課程の学生がどのような活動をしていけるかについての現状と今後の計画について発表して頂きました。
今まではフィールドミュージアム研究会と、学芸員資格課程の希望者の学生だけでの活動が多かった越前フィールドミュージアム活動でしたが、今年度からは、新しく開設された国際貢献学部の学生さんも授業として越前の活動に参加するようになったそうです。
一緒に活動するメンバーが増え、越前での活動を改めて新しい視点から見ることができる一方で、学芸員資格課程ならではの活動とはどんなものができるのか、国際貢献学部の学生さんたちと越前市の地元住民の方とをどのようにつないでいくか、今まで越前でのフィールドミュージアム活動で行なってきた活動や活動方針を改めて見直す時期のようです。

学芸員資格課程と国際貢献学部、授業は違えど同じ京都外国語大学の学生として一緒にどのような活動ができるのか、また、それぞれならではの活動や着眼点はどのようなものがあるのか、今後の活動が楽しみですね!

さて、次回の研究会合同報告会は、11月末の【火曜日】を予定しております。
時間はまだ未定ですが、決定し次第、国際文化資料館Facebookから詳細をお知らせいたします。

※研究会に所属していなくても報告会には参加できますので、お気軽にお越しください。
  • 発表者の門脇さん。9月までの活動の振り返りをしてくださっています。

2019/10/01 17:20:00 第42回国際文化資料館研究会・合同報告会

  • Category資料館研究会
  • Posted by宮田
皆さんこんにちは。秋が待ち遠しすぎて夏服をほとんどしまい込み、ちょっぴり後悔している中米考古学研究会の宮田です。
まだまだ昼間は暑いですが、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、先日9月30日に行われました、第42回国際文化資料館研究会合同報告会についてご報告させていただきます。

【イスラーム文化研究会】
タイトル:「ウズベキスタン、ヒヴァでの夏期調査報告」
発表者:松本拓也(国際文化資料館)

【中米考古学研究会】
タイトル:「国際文化資料館所蔵ナマズのミイラの同定結果」
発表者:宮田怜奈(国際文化資料館)

今回の研究会では、イスラーム文化研究会の松本さんから「ウズベキスタン、ヒヴァでの夏期調査報告」について、中米考古学研究会は私から「国際文化資料館所蔵ナマズのミイラの同定結果」についてご報告させて頂きました。

今夏、ウズベキスタンの世界遺産であるヒヴァに調査に行かれた松本さんは、保護対象になっている町を訪れ、塩基(えんき)による侵食被害や、町の様子について調査をされたそうです。
「塩基による侵食」とは、建築に使用されている日干しレンガが地下水を吸い上げ、その吸い上げた水が蒸発することによって地下水に含まれる「塩基」がレンガや壁、扉の表面に白く残る現象を指すそうです。「塩基」と聞くと普段調味料として使っている塩をイメージしますが、調査にご協力頂いている他大学の先生によると、舐めるとほのかにしょっぱいそうです。
また、塩基による建物の侵食は直接的にはあまり住民に被害を与えないそうです。しかし、専門の先生によると、塩基はカルシウムイオンと硫酸イオンによって生成されるもので、たとえ水分が蒸発してもカルシウムイオンだけでは白く残らないそうです。つまり、ヒヴァの町にはどこからか硫酸イオンが紛れ込んでいるのです。
硫酸イオンは農作用の肥料やコウモリのフン、あるいは洗剤等を含んだ生活雑排水などに含まれ、今後観光客の増加に伴い生活雑排水が増えた場合、塩基の侵食が進んでしまう可能性が大いにあるそうです。
今後は、ヒヴァの町の地形の精密測量や温湿度のデータ収集、町に複数ある井戸の水位調査を行うそうです。

一方私は、9月に外部の博物館の先生方にお願いをしていた国際文化資料館が所蔵しているナマズのミイラの同定結果と、同定された種について発表させていただきました。
4月からこの「ナマズのミイラ」について調査を進めていく中で、生前一体どんなナマズだったのかがずっと気になっていたのですが、この度、お忙しい中ご協力くださった先生方のお陰で、ナマズ目ギギ科のBagrus Bajadという種であるという事が判明しました!つまり、ナマズのミイラではあるけれども、厳密に言うならば「ギギのミイラ」だったようです。
このナマズ目ギギ科のBagrus Bajadという魚は、主にアフリカに生息している肉食の淡水魚で、成魚になると体長約50cm、重さは約6.9kg程にまで成長するようです。平均寿命は8年程とされていますが、記録にはなんと体長112cm、重さ12kgほどの個体が捕獲された、という記録が残っているので、もっと長寿の個体もいるのかも知れません。資料館で収蔵しているミイラは巻いている布も含めて体長24.4cmなので、まだ子供のギギをミイラにしたのかも知れませんね。
日本に生息するギギ種のナマズもいるのですが、こちらはアフリカのものよりも小さな種類になります。また、ギギは食べる事ができる魚なので、もしかしたらこれを読んでくださっている方の中にも、ギギを食べた事がある方もいらっしゃるかも知れません。
また、今回同定された「ギギ」は「ナマズ」とヒゲの数や背びれの形の違いなど、大きく違う点がいくつかあります。しかし、最も大きな違いは背びれの形と毒の有無です。多くのナマズは背びれが退化していますが、ギギは発達した背びれを持ち、さらには背びれと腹ビレに毒針まで持っています。
ギギの毒は死に至るほど強力ではありませんが、最悪の場合、数日間腫れ上がってしまう事もあるそうです。そして、個人的に最も心惹かれたナマズとギギの相違点は、ギギはナマズと違い「鳴く」という点です。多くの魚は声帯を持たず、声を出すことはありません。もちろんギギにも声帯は無いのですが、胸ビレの関節同士を擦り合わせて、まさに「ギギギ」という音を発します。ちょうど蝉や鈴虫が羽を震わせて鳴くのに似ていますね。ちなみに一説によると、この「ギギ」という名前も鳴き声に由来しているそうです。ギギの鳴き声が気になる方は、滋賀県の琵琶湖博物館に日本に生息しているギギの生体展示があるそうなので、是非ギギたちの声を聴きに行ってみてください!

今回の報告会は調査結果の報告がメインとなりました。次回の報告会では、今回発表がなかった越前フィールドワークミュージアム研究会さんからの発表が予定されています。
次回の第43回国際文化資料館研究会合同報告会は以下の日程で開催予定です。
開催日が近づきましたら、国際文化資料館Facebookからも詳細をお知らせいたします。

日時:10月28日(月)
15:40〜17:20(4限目)
会場:未定

※研究会に所属していなくても報告会には参加できますので、お気軽にお越しください。
  • ヒヴァでの調査報告をしてくださる松本さん。この写真は南側の城壁だそうです。
  • ナマズとギギの違いについて。皆さんは見分けることが出来ますでしょうか?

2019/07/23 17:10:00 第41回国際文化資料館研究会・合同報告会

  • Category資料館研究会
  • Posted by宮田
こんにちは。蒸し暑い日が続いているのでそろそろ頭からキノコが生えそうな予感がしている中米考古学研究会の宮田です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日7/22(月)に行われました第41回国際文化資料館研究会合同報告会の様子についてお知らせいたします。

【フィールドミュージアム研究会】
タイトル:「龍池町つくり委員会の活動報告~たついけ浴衣まつりを通して~」
発表者:小川夏子(国際文化資料館)

先日Facebookの方では発表者2名でお知らせしていたのですが、発表者の体調不良により、今回は発表者1名で開催させていただきました。
(イルファンさん早く元気になりますように…‼︎)

さて、今回フィールドミュージアム研究会からは、小川さんによる龍池町つくり委員会の活動報告をしていただきました。
龍池町は、明治時代に作られた番組小学校のひとつである「龍池小学校」の通学範囲に相当する地区の事をさしており、着物産業が盛んな地域です。
町つくりの活動は20年程前から始まっていたそうですが、2011年以降、本格的な活動を実施し始めたそうです。
京都外大の学生が町づくりに参加し始めたのは2013年からになります。
今回の浴衣祭りでは、毎年恒例の浴衣着用での運営参加に加え、提灯を作成して設置しました。
昨年度は国際文化資料館オリジナルの浴衣を作成したので、着々と活動に必要なものが揃ってきている印象を受けました!

その一方で、前年度と比べて浴衣着用の一般参加者、学生参加者が減少してしまった事や、小学生、中学生のボランティア活動がなくなってしまった点があげられ、今後はさらに認知度や活動の幅を広げていく必要があるのでは、という改善点が見えてきたそうです。

私も今年の3月31日に龍池町のイベント「お花見と野点の会」に参加させていただいたのですが、普段は滅多に和装で外出する機会がなく、家で着ることしかなかったので実際に和装で活動をすることによって和服の魅力を再確認することができました!
動きやすくて手入れもしやすい洋服もいいですが、生活のアクセントとして時々和装で外出するのも素敵だなあと思いました。

今後も龍池町つくり委員会の活動は続きます!「久しぶりに和服を着たいな…」「和服を着たいけど、お出掛けするところがない…」という方は、ぜひ龍池町つくり委員会の活動にご参加ください!



次回の第42回国際文化資料館研究会合同報告会は以下の日程で開催予定です。
開催日が近づきましたら国際文化資料館Facebookからも詳細をお知らせいたします。

日時:2019年9月23日(月)
15:40~17:20(4限目)
会場:R431

※研究会に所属していなくても報告会には参加できますので、お気軽にお越しください。
  • 発表をする小川さん
  • 発表後も皆んなで意見交換をしました

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