2025/12/17 08:00:00 台湾で見つけたロシア
学生だより
Умэда Т.
Всем,привет! ロシア語学科4年の梅田拓実です。ブログを書くのは初めてで緊張しています。拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
さて、少し前の話になってしまいましたが私はGWに友人と2人で台湾旅行に行ってきました。初めての台湾は蒸し暑かったことが印象に残っています。平均気温は28℃、湿度は78%。屋外に立っているだけでも汗が滝のように頬をつたって流れ落ちてくるほどでした。旅行中は故宮博物院や中正紀念堂、士林夜市などの観光地を巡りました。特に故宮博物院の館内はとても広く、美術品を見学し、見終わったあとはさながら登山でもしたかのような疲れを感じました。現地では英語があまり通じず、第二外国語で学んでいた中国語を必死に思い出しました。途中で合流した現地の友人の助けもありなんとか会話が成立していました。
旅行中に台湾にもロシア雑貨を扱っているお店はないのかなと思い、調べると近くに営業しているお店があったのでその日の予定を少し変更して立ち寄ることにしました。台湾MRT板南線、西門駅から歩いて約10分のところにある明星咖啡館というお店です。一階のベーカリーにはクッキーやケーキのほかにもロシアンソフトキャンディーというゼリーのような食感のロシア帝国時代の宮廷料理のレシピを参考にしたお菓子が売られていて、二階のカフェではボルシチなどの軽食を食べることが出来ます。ロシア人観光客曰く「このお菓子は古く、伝統的なもの」とのこと。
カフェ・アストリアの物語は1917年、ロシア共産党がツァーリズム政権を打倒したロシアの十月革命から始まります。王立衛兵の一員であったジョージ・アスニは南方のハルビンに逃れました。その後、上海に移り住み、同郷の友人とともに1922年に夏飛路にレストラン、霞飛路にスター・カフェを開店。上海陥落後には台湾に亡命したのち、1949年に台湾人の仲間とともに台北の武昌街にカフェ・アストリアをオープンしました。
蒋芳良夫人をはじめとする要人や台湾の文学界の多くの著名人が訪れ、現代台湾文学のランドマークとなったカフェ・アストリア。機会があればぜひ訪れてみて下さい。
さて、少し前の話になってしまいましたが私はGWに友人と2人で台湾旅行に行ってきました。初めての台湾は蒸し暑かったことが印象に残っています。平均気温は28℃、湿度は78%。屋外に立っているだけでも汗が滝のように頬をつたって流れ落ちてくるほどでした。旅行中は故宮博物院や中正紀念堂、士林夜市などの観光地を巡りました。特に故宮博物院の館内はとても広く、美術品を見学し、見終わったあとはさながら登山でもしたかのような疲れを感じました。現地では英語があまり通じず、第二外国語で学んでいた中国語を必死に思い出しました。途中で合流した現地の友人の助けもありなんとか会話が成立していました。
旅行中に台湾にもロシア雑貨を扱っているお店はないのかなと思い、調べると近くに営業しているお店があったのでその日の予定を少し変更して立ち寄ることにしました。台湾MRT板南線、西門駅から歩いて約10分のところにある明星咖啡館というお店です。一階のベーカリーにはクッキーやケーキのほかにもロシアンソフトキャンディーというゼリーのような食感のロシア帝国時代の宮廷料理のレシピを参考にしたお菓子が売られていて、二階のカフェではボルシチなどの軽食を食べることが出来ます。ロシア人観光客曰く「このお菓子は古く、伝統的なもの」とのこと。
カフェ・アストリアの物語は1917年、ロシア共産党がツァーリズム政権を打倒したロシアの十月革命から始まります。王立衛兵の一員であったジョージ・アスニは南方のハルビンに逃れました。その後、上海に移り住み、同郷の友人とともに1922年に夏飛路にレストラン、霞飛路にスター・カフェを開店。上海陥落後には台湾に亡命したのち、1949年に台湾人の仲間とともに台北の武昌街にカフェ・アストリアをオープンしました。
蒋芳良夫人をはじめとする要人や台湾の文学界の多くの著名人が訪れ、現代台湾文学のランドマークとなったカフェ・アストリア。機会があればぜひ訪れてみて下さい。
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お店のショーウィンドウ。マトリョーシカといったロシアを連想させるものが置かれています。
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店の壁に描かれている聖ワシリイ大聖堂風の絵。名前の”明星”はロシア語のАсторияからとられています。
2025/11/26 19:40:00 11月29日(土)「第2回 全国ロシア語圏プレゼンテーション大会」開催のお知らせ
イベント
バリノワ・アンナ
ロシア語学科では、次世代がロシア語圏の社会や文化に対する関心を育むことを目指して、
前年度に引き続き「全国ロシア語圏プレゼンテーション大会」を実施します。
「私が推したいロシア語圏」をテーマとして、ロシア語圏の国・地域・コミュニティに関心を持つ
高校生・大学生の皆さんが探究学習を行なった成果を発表する機会となります。
学内・学外を問わず、どなたでもご観覧いただけます(事前申込不要)。
日時:2025年11月29日(土)12:00 - 14:00(開場 11:30)
会場:京都外国語大学 7号館4階 741教室
形式:対面
主催:京都外国語大学外国語学部ロシア語学科
プログラム
●開会の辞(12:00)
●プレゼンテーション (発表順)
① 京都橘高等学校
「ロシア建築が語るハルビンの発展」
② 京都外国語大学外国語学部英米語学科・ドイツ語学科
「文化の鏡から共生社会 〜世界は一つ〜」
③ 京都外国語大学外国語学部フランス語学科
「ボルシチから:過去と現在の食文化をつなぐ」
④ 京都外国語大学外国語学部ロシア語学科
「ロシア語圏に生きつづける高麗人」
⑤ 京都外国語大学外国語学部ロシア語学科
「知られざるロシアの消防組織」
●表彰式・総括 (13:30 – 14:00)
●閉会の辞 (14:00)
お問い合わせ先:京都外国語大学 外国語学部 ロシア語学科
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
TEL/075-925-6648 (ロシア語学科共同研究室)
E-mail russian@kufs.ac.jp
前年度に引き続き「全国ロシア語圏プレゼンテーション大会」を実施します。
「私が推したいロシア語圏」をテーマとして、ロシア語圏の国・地域・コミュニティに関心を持つ
高校生・大学生の皆さんが探究学習を行なった成果を発表する機会となります。
学内・学外を問わず、どなたでもご観覧いただけます(事前申込不要)。
日時:2025年11月29日(土)12:00 - 14:00(開場 11:30)
会場:京都外国語大学 7号館4階 741教室
形式:対面
主催:京都外国語大学外国語学部ロシア語学科
プログラム
●開会の辞(12:00)
●プレゼンテーション (発表順)
① 京都橘高等学校
「ロシア建築が語るハルビンの発展」
② 京都外国語大学外国語学部英米語学科・ドイツ語学科
「文化の鏡から共生社会 〜世界は一つ〜」
③ 京都外国語大学外国語学部フランス語学科
「ボルシチから:過去と現在の食文化をつなぐ」
④ 京都外国語大学外国語学部ロシア語学科
「ロシア語圏に生きつづける高麗人」
⑤ 京都外国語大学外国語学部ロシア語学科
「知られざるロシアの消防組織」
●表彰式・総括 (13:30 – 14:00)
●閉会の辞 (14:00)
お問い合わせ先:京都外国語大学 外国語学部 ロシア語学科
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
TEL/075-925-6648 (ロシア語学科共同研究室)
E-mail russian@kufs.ac.jp
2025/11/05 22:10:00 カザフ便り 書道教室をはじめました!
学生だより
Сато Т.
Всем читателям привет из Казахстана!
Меня зовут Тосинари Сато. Я приехал учиться в Казахстан, в город Алматы. Недавно я организовал группу каллиграфии (書道) в Казахском национальном университете (КазНУ). В первой встрече приняли участие 10 казахстанских студентов, которые изучают японский язык и несколько моих друзей из Японии. Темой в этот раз были осенние слова. Но все писали иероглифы на свой вкус - имена любимых персонажей из аниме, названия любимых цветов и другие слова, которые им нравятся. Несколько человек также играли в японские шахматы (将棋). Мой русский ещё не очень хороший, но я был рад, что всем понравилось. Наша группа собирается регулярно, поэтому я хочу, чтобы как можно больше людей смогли познакомиться с японской культурой через эти встречи, а также мне хотелось бы улучшить свой русский язык.
読者の皆さん,カザフスタンからこんにちは!カザフスタンのアルマトイという街に留学している佐藤駿成です.
先日,カザフスタンの日本語を学んでいる学生に向けた書道教室を開催しました.当日は約10名のカザフスタン人学生と数名の日本人の友達が参加してくれました.書道教室ではメインのテーマを『秋の言葉』としながら,みんな思い思いの文字を書いていました.好きなアニメのキャラクターの名前を書いたり,好きな花の漢字を書いたりしていました.そして数人は将棋も楽しんでくれました.
私自身はまだ拙いロシア語でしたが,みんなが楽しんでくれてこちらまで楽しい気持ちになりました.この活動は定期的に行う予定なので,少しでも多くの人に日本文化に触れてもらいながら,私のロシア語も少しでも上達すれば良いなと思っています.
Меня зовут Тосинари Сато. Я приехал учиться в Казахстан, в город Алматы. Недавно я организовал группу каллиграфии (書道) в Казахском национальном университете (КазНУ). В первой встрече приняли участие 10 казахстанских студентов, которые изучают японский язык и несколько моих друзей из Японии. Темой в этот раз были осенние слова. Но все писали иероглифы на свой вкус - имена любимых персонажей из аниме, названия любимых цветов и другие слова, которые им нравятся. Несколько человек также играли в японские шахматы (将棋). Мой русский ещё не очень хороший, но я был рад, что всем понравилось. Наша группа собирается регулярно, поэтому я хочу, чтобы как можно больше людей смогли познакомиться с японской культурой через эти встречи, а также мне хотелось бы улучшить свой русский язык.
読者の皆さん,カザフスタンからこんにちは!カザフスタンのアルマトイという街に留学している佐藤駿成です.
先日,カザフスタンの日本語を学んでいる学生に向けた書道教室を開催しました.当日は約10名のカザフスタン人学生と数名の日本人の友達が参加してくれました.書道教室ではメインのテーマを『秋の言葉』としながら,みんな思い思いの文字を書いていました.好きなアニメのキャラクターの名前を書いたり,好きな花の漢字を書いたりしていました.そして数人は将棋も楽しんでくれました.
私自身はまだ拙いロシア語でしたが,みんなが楽しんでくれてこちらまで楽しい気持ちになりました.この活動は定期的に行う予定なので,少しでも多くの人に日本文化に触れてもらいながら,私のロシア語も少しでも上達すれば良いなと思っています.
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思い思いの文字を書きました!
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カザフスタンの国旗です
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書道について説明している僕(佐藤)
2025/09/06 11:30:00 第2回 全国ロシア語圏プレゼンテーション大会 募集要項
お知らせ
斑目貴陽
ロシア語学科では、次世代がロシア語圏の社会や文化に対する関心を育むことを目指して、前年度に引き続き「全国ロシア語圏プレゼンテーション大会」を実施します。探究学習の成果を発表・共有できる機会として、ぜひ参加をご検討下さい。
※過年度の大会の模様はページ下部をご参照下さい。
1.主 催
京都外国語大学
2.日 時
2025年(令和7年)11月 29日(土)12時00分開会
3.場 所
京都外国語大学
4.出場資格
・高校生の部
・一般の部(大学生、短期大学生、専門学校生、高等専門学校生)
※各部門とも1名または2名1組で参加すること。同一機関からは2組まで出場可能。
応募は先着順とし、高校生の部は10組、一般の部は5組に達した時点でそれぞれ募集を締め切る。
5.演 題
「私が推したいロシア語圏」をテーマとし、以下の発表内容を募集する。個別の発表タイトルは自由。
①ロシア語圏(旧ソヴィエト連邦構成国や他国のロシア語コミュニティを指すものとする)の情勢や文化等に関して発表者が興味関心を持っていることの紹介
例)エンタメ、報道、教育、社会活動、製品、インフラ、交通、料理、芸術、歴史、学術 など
②ロシア語圏で発表者が体験したことや課外活動等で実践していることなどの紹介
例)ロシア語圏への留学や旅行等で体験、見聞したことの探究
日本のロシア語コミュニティ等で実践しているボランティア活動やインターンシップの体験 など
※発表の構成には必ず以下の項目を全て盛り込むこと。
・発表内容に関心を持ったきっかけ
・紹介したい物事に対する自身の関わり方や活動の概要について
・自身の探究に用いているメディア媒体や活動手段の紹介(必要に応じて出典情報の紹介を含む)
・発表準備にあたって追加/補足的に調査探究した内容について
・今回発表した探究や活動を今後も発展させていく可能性や計画、予定について
※発表を準備する過程で機械翻訳を使用してもよい。
ただし、発表者の周囲の教員や母語話者などが、機械翻訳の正確性を検証できる場合に限る。
※参加者が既に類似した別のコンクールやスピーチ大会などで発表した内容は使用不可。
※発表は日本語で行うこと。原稿の持ち込みは一切不可。
※必ずMicrosoft PowerPointで作成したスライドを使って発表すること。スライドの枚数は10枚を上限とする。発表には音声、画像、映像を使用してもよいが、出典を明記すること。発表には本学のノートパソコンを使用する。
※発表時間は以下の通りとする。発表後、審査員との質疑応答を行う。
・高校生の部 5-7分
・一般の部 8-10分
6.表 彰
審査員からの評価をもとに参加グループに対して賞を設け、それぞれ賞・副賞を贈呈する。
※主な審査基準:
・内容および構成面…上記の【5. 演題】の項目で示した要件の達成率で評価する。
・技術面…表情、声量、姿勢、アイコンタクト、発表の流暢さ、スライド資料の分かりやすさ、質疑応答に際しての対応、等の観点から評価する。
7.申込方法・申込期間
・申込フォームを送信すること。
・募集期間 2025年10月4日(土)〜11月8日(土)
・出場者確定 11月8日(土)
※応募者多数の場合、事前選考を行う。
・スライド資料の提出期限 11月15日(土)
<備考>
・上記募集内容は参加者の応募状況などにより、随時変更可能なものとします。
・本大会では写真と動画の撮影および映像によるライブ配信を行います。撮影した写真等をロシア語学科や大学広報のために使用する場合がありますので、予めご了承ください。(例:本学のウェブサイトなどへの掲載)
・応募フォームで得た情報は、本大会の運営に限って使用します。
・高等学校からの参加者に対しては本学までの交通費が一部補助される場合があります。
8.連絡先
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
京都外国語大学 外国語学部 ロシア語学科
russian@kufs.ac.jp
(参考)--------------------------------------------
・第1回 開催報告ページ
・富山国際大学付属高等学校の発表の様子
第1回の参加者からは「普段あまり報道されないロシア語圏の社会問題を意識するきっかけになった」との感想がありました。また、「ロシア語圏の現状や課題について、今後も探求していきたいと思った」「自分たちの地域社会活動について紹介することができた」「協働作業での学びを体験できた」などのコメントもあり、本大会への参加が「探究学習」の機会となったようです。当日は同年代の参加者やコメンテーターとの交流の中でお互いの興味関心や活動について共有する場面も見られました。「他の発表を見ることで、ロシア語圏に向ける新しい視点や、自分たちの発表の改善点について考えた」「様々な人と知り合えたことはとても刺激的だった」という声も届いています。
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※過年度の大会の模様はページ下部をご参照下さい。
1.主 催
京都外国語大学
2.日 時
2025年(令和7年)11月 29日(土)12時00分開会
3.場 所
京都外国語大学
4.出場資格
・高校生の部
・一般の部(大学生、短期大学生、専門学校生、高等専門学校生)
※各部門とも1名または2名1組で参加すること。同一機関からは2組まで出場可能。
応募は先着順とし、高校生の部は10組、一般の部は5組に達した時点でそれぞれ募集を締め切る。
5.演 題
「私が推したいロシア語圏」をテーマとし、以下の発表内容を募集する。個別の発表タイトルは自由。
①ロシア語圏(旧ソヴィエト連邦構成国や他国のロシア語コミュニティを指すものとする)の情勢や文化等に関して発表者が興味関心を持っていることの紹介
例)エンタメ、報道、教育、社会活動、製品、インフラ、交通、料理、芸術、歴史、学術 など
②ロシア語圏で発表者が体験したことや課外活動等で実践していることなどの紹介
例)ロシア語圏への留学や旅行等で体験、見聞したことの探究
日本のロシア語コミュニティ等で実践しているボランティア活動やインターンシップの体験 など
※発表の構成には必ず以下の項目を全て盛り込むこと。
・発表内容に関心を持ったきっかけ
・紹介したい物事に対する自身の関わり方や活動の概要について
・自身の探究に用いているメディア媒体や活動手段の紹介(必要に応じて出典情報の紹介を含む)
・発表準備にあたって追加/補足的に調査探究した内容について
・今回発表した探究や活動を今後も発展させていく可能性や計画、予定について
※発表を準備する過程で機械翻訳を使用してもよい。
ただし、発表者の周囲の教員や母語話者などが、機械翻訳の正確性を検証できる場合に限る。
※参加者が既に類似した別のコンクールやスピーチ大会などで発表した内容は使用不可。
※発表は日本語で行うこと。原稿の持ち込みは一切不可。
※必ずMicrosoft PowerPointで作成したスライドを使って発表すること。スライドの枚数は10枚を上限とする。発表には音声、画像、映像を使用してもよいが、出典を明記すること。発表には本学のノートパソコンを使用する。
※発表時間は以下の通りとする。発表後、審査員との質疑応答を行う。
・高校生の部 5-7分
・一般の部 8-10分
6.表 彰
審査員からの評価をもとに参加グループに対して賞を設け、それぞれ賞・副賞を贈呈する。
※主な審査基準:
・内容および構成面…上記の【5. 演題】の項目で示した要件の達成率で評価する。
・技術面…表情、声量、姿勢、アイコンタクト、発表の流暢さ、スライド資料の分かりやすさ、質疑応答に際しての対応、等の観点から評価する。
7.申込方法・申込期間
・申込フォームを送信すること。
・募集期間 2025年10月4日(土)〜11月8日(土)
・出場者確定 11月8日(土)
※応募者多数の場合、事前選考を行う。
・スライド資料の提出期限 11月15日(土)
<備考>
・上記募集内容は参加者の応募状況などにより、随時変更可能なものとします。
・本大会では写真と動画の撮影および映像によるライブ配信を行います。撮影した写真等をロシア語学科や大学広報のために使用する場合がありますので、予めご了承ください。(例:本学のウェブサイトなどへの掲載)
・応募フォームで得た情報は、本大会の運営に限って使用します。
・高等学校からの参加者に対しては本学までの交通費が一部補助される場合があります。
8.連絡先
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
京都外国語大学 外国語学部 ロシア語学科
russian@kufs.ac.jp
(参考)--------------------------------------------
・第1回 開催報告ページ
・富山国際大学付属高等学校の発表の様子
第1回の参加者からは「普段あまり報道されないロシア語圏の社会問題を意識するきっかけになった」との感想がありました。また、「ロシア語圏の現状や課題について、今後も探求していきたいと思った」「自分たちの地域社会活動について紹介することができた」「協働作業での学びを体験できた」などのコメントもあり、本大会への参加が「探究学習」の機会となったようです。当日は同年代の参加者やコメンテーターとの交流の中でお互いの興味関心や活動について共有する場面も見られました。「他の発表を見ることで、ロシア語圏に向ける新しい視点や、自分たちの発表の改善点について考えた」「様々な人と知り合えたことはとても刺激的だった」という声も届いています。
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2025/07/02 20:30:00 ロシア語を学ぶことと本との出会い
学生だより
渡部悠香
みなさんこんにちは。ロシア語学科3年次生の渡部悠香です。今回は私の推し本について語る記事です。奈倉有里さんの『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』という本を紹介します。
私がこの本に出会ったのは、ロシア語学科に入学が決まった直後のことでした。新聞の書評欄に紹介記事を見つけ、ロシアに関わる本ということで手に取りました。この本は著者の奈倉さんがロシアに留学した時の体験を綴ったエッセイです。この本の始めの方に、こんな文章があります。
“それまでに読み漁った一九世紀の文学作品に登場する厳しい冬の自然や人々の苦悩は、あたかも母の故郷である雪国新潟で自分が体験した出来事のように記憶に刻まれていた。(中略)読書体験により作られた私の脳内空間では、ロシアは「ほぼ新潟」――すなわち「ほぼ故郷」だったわけである。”
この文章を読んで、当時新潟に住んでいた私は不思議な気持ちになりました。そうか、ロシアはほぼ新潟なんだ。そう思うと、遠く感じていたロシアという国が途端に近くなった気がしました。それまで当たり前だった雪も冬の厳しさも、なんだか特別なもののように感じられました。
奈倉さんが文学好きなところも自分と重なるようで、読んでいて親近感を覚えました。私もいつか奈倉さんのように留学してみたい。そんな思いから1年次生の夏にキルギスへ留学しました。その時のレポート記事もあるので、よかったら読んでみてください。
この本は奈倉さんが留学中にロシアで経験した様々な出来事について書かれています。その中には心温まるような優しい話もあれば、読んだ後に心が少し重くなるような、暗くて切ない話もあります。どの話も優しく温かい、それでいて芯の通った強さを感じられる文章で書かれているので、読み終えた後は穏やかな気持ちになりました。ロシアへの留学やロシア語・ロシア文学に興味のある方はぜひ読んでみてください。
この本を手に取った当時は既にウクライナ侵攻が始まっていて、ロシア語を学ぶことに対する迷いや悩みもたくさんありました。「今ロシア語を学んでどうするの」と言われたこともあります。ロシア語学科に入学が決まった後も、それは消えませんでした。そんな中この本と出会って、背中を押されたような気がしました。
“人には言葉を学ぶ権利があり、その言葉を用いて世界のどこの人とでも対話をする可能性を持って生きている。しかし私たちは与えられたその膨大な機会のなかで、どうしたら「人と人を分断する」言葉ではなく「つなぐ」言葉を選んでいけるのか――その判断は、それぞれの言葉がいかなる文脈のなかで用いられてきたのかを学ぶことなしには下すことができない。”
ロシア語を学ばなかったら私はキルギスやカザフスタンに行くことはなかったでしょうし、現地で人と交流することもできなかったと思います。ロシア語によって人と繋がって世界を広げていくことができました。言語は自分の世界を広げる力を持っています。この大学で得たロシア語という力を「人と人をつなぐ」言葉として使っていけるよう、これからも学び続けていきます。
奈倉有里『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス, 2021年)
私がこの本に出会ったのは、ロシア語学科に入学が決まった直後のことでした。新聞の書評欄に紹介記事を見つけ、ロシアに関わる本ということで手に取りました。この本は著者の奈倉さんがロシアに留学した時の体験を綴ったエッセイです。この本の始めの方に、こんな文章があります。
“それまでに読み漁った一九世紀の文学作品に登場する厳しい冬の自然や人々の苦悩は、あたかも母の故郷である雪国新潟で自分が体験した出来事のように記憶に刻まれていた。(中略)読書体験により作られた私の脳内空間では、ロシアは「ほぼ新潟」――すなわち「ほぼ故郷」だったわけである。”
この文章を読んで、当時新潟に住んでいた私は不思議な気持ちになりました。そうか、ロシアはほぼ新潟なんだ。そう思うと、遠く感じていたロシアという国が途端に近くなった気がしました。それまで当たり前だった雪も冬の厳しさも、なんだか特別なもののように感じられました。
奈倉さんが文学好きなところも自分と重なるようで、読んでいて親近感を覚えました。私もいつか奈倉さんのように留学してみたい。そんな思いから1年次生の夏にキルギスへ留学しました。その時のレポート記事もあるので、よかったら読んでみてください。
この本は奈倉さんが留学中にロシアで経験した様々な出来事について書かれています。その中には心温まるような優しい話もあれば、読んだ後に心が少し重くなるような、暗くて切ない話もあります。どの話も優しく温かい、それでいて芯の通った強さを感じられる文章で書かれているので、読み終えた後は穏やかな気持ちになりました。ロシアへの留学やロシア語・ロシア文学に興味のある方はぜひ読んでみてください。
この本を手に取った当時は既にウクライナ侵攻が始まっていて、ロシア語を学ぶことに対する迷いや悩みもたくさんありました。「今ロシア語を学んでどうするの」と言われたこともあります。ロシア語学科に入学が決まった後も、それは消えませんでした。そんな中この本と出会って、背中を押されたような気がしました。
“人には言葉を学ぶ権利があり、その言葉を用いて世界のどこの人とでも対話をする可能性を持って生きている。しかし私たちは与えられたその膨大な機会のなかで、どうしたら「人と人を分断する」言葉ではなく「つなぐ」言葉を選んでいけるのか――その判断は、それぞれの言葉がいかなる文脈のなかで用いられてきたのかを学ぶことなしには下すことができない。”
ロシア語を学ばなかったら私はキルギスやカザフスタンに行くことはなかったでしょうし、現地で人と交流することもできなかったと思います。ロシア語によって人と繋がって世界を広げていくことができました。言語は自分の世界を広げる力を持っています。この大学で得たロシア語という力を「人と人をつなぐ」言葉として使っていけるよう、これからも学び続けていきます。
奈倉有里『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス, 2021年)








