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京都外国語大学英米語学科 RSS

学生ニュース

2026/09/16 11:20:00 「ieiMedia Kyoto Project」通訳レポート

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みなさんこんにちは。外国語学部英米語学科4年次の伊藤颯汰です。2026年6月18日に、米国メディア教育機関「ieiMedia」でジャーナリズムを学ぶ学生が今井邦光京都市国際政策監にインタビュー取材を行いました。私はここで、日本語・英語の双方逐次通訳業務を担当しました。今回のブログでは業務にあたり苦労したことや、得た経験についてお伝えできればと思います。

今年度本学で新たな取り組みとして始まった「ieiMedia Kyoto Project」には、学部学科を問わず多くの学生が参加しました。事前研修では想定される通訳業務の内容に基づきロールプレイを行い、伝統工芸品や京都の文化の訳し方などを学習しました。約1ヶ月という期間の中で、通訳ボランティアとして京北地域や滋賀県にまで足を運ぶ学生もおり、通訳を目指す中でこの上ない経験になったと思います。

今回、私はインタビュー取材における逐次通訳を担当したわけですが、簡潔にいうならば緊張の連続でした。事前に想定される内容を学習し、逐次通訳に備えていたものの、やはり本番は別物です。取材は政策監によるプレゼンテーションから始まりました。この内容についても逐次通訳を行うはずだったのですが、急遽当日に質疑応答のみの通訳と変更になりました。こういった予測していない事態が起こることも、現場で実際に通訳を行う難しさだと感じました。実際に、オープニングスピーチの通訳をその場で振られた時は内心とても焦りましたが、落ち着いてノートテイキングを行い対応しました。

質疑応答の時間では、さまざまな種類の質問や回答が飛び交いました。プレゼンテーションの内容に関わる質問だけでなく、ジャーナリズムを学ぶ学生が個人的に実施した取材に基づく質問もありました。私が難しさを感じた場面は、大きく分けて二つです。語彙が難しい場合と質問の前提に文化的な認識の差異がある場合です。

語彙が難しい場合、どのように対応するべきなのか、いつも悩まされます。話者の意図を可能な限り残しつつ、聞き手にとってもわかりやすい表現でなければなりません。だからこそ今回の通訳業務では、チェック通訳者に助けられたと感じた場面がありました。質疑応答の中で、「集落地域の再活性化を図る」という内容がありました。日本語話者が「再活性化」という単語を使った瞬間に、通訳者の横で待機しているチェック通訳者が検索を始めます。そして「Revitalization」とメモに記入し、通訳者の手元に滑り込ませるのです。通訳をしている間は、その部屋にいる関係者全員が自分一人に注目しています。一人で孤独に戦っているような感覚になりますが、すぐそばにサポートしてくれる存在がいると思えるだけで、一呼吸落ち着いて通訳に臨めるのです。

もう一つが、質問の背景に文化的な認識の差がある場合です。質問の中に、日本人の宗教的慣習に関わるものがありました。この質問を聞いた時、ふと「日本人は日常的に宗教的な行動をしている意識がない」と思いましたが、通訳者が自らの意見や価値観を用いて介入することはあってはなりません。そのため私は質問の内容をそのまま通訳しましたが、結果的に政策監が「日本での宗教とは生活に根付いているもの」という前提を述べた上で回答したので、自身の選択に間違いはなかったと確信しました。通訳者とはあくまでも仲介者であり、実際に対話をしているのは話し手と聞き手であるという意識を改めるきっかけになりました。

今回の活動を通して、通訳の大変さを知るとともに、そのやりがいを感じ達成感を得ることができました。始まる前は不安でしたが、終了してからは、「本当にやってよかった」と感じるのが通訳ボランティアの魅力です。京都外国語大学の翻訳・通訳人材バンクである「LinguaLink」では、通訳ボランティアをはじめ、実践的な経験を積むことができます。皆さんもぜひ「LinguaLink」を通して、さまざまな経験を積み、知見を深めてほしいと心から思います。

2026/08/03 15:30:00 言葉でつなぐ医療―コミュニティ通訳と医療通訳を学んで

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言葉でつなぐ医療―コミュニティ通訳と医療通訳を学んで
英米語学科3年 植田悠起子

コミュニティ通訳とは
 病院や学校、行政機関の窓口など、私たちの生活にはさまざまな公共サービスがあります。しかし、日本語が十分に理解できない人の中には、言語の壁によって必要な情報を得られなかったり、公的サービスを十分に利用できなかったりする人もいます。その手助けをするのがコミュニティ通訳です。
 本学で学ぶ大きな魅力の一つが、一定の条件を満たすことで国際規格「ISO 13611:2024(コミュニティ通訳のためのガイドライン)」の認証書の取得を目指せることです。多言語によるコミュニティ通訳者育成プログラムを実施しているのは、国内では京都外国語大学のみです。

「コミュニティ通訳特論Ⅰ」の授業では
 授業では、医療・司法・行政など、それぞれの分野で活躍する専門家による講義を通して、各分野で必要となる専門用語や知識を日本語と専攻語の両方で身に付けます。また、グループディスカッションやプレゼンテーションを取り入れ、主体的に学ぶことも重視されています。実際の通訳場面を想定した事例をもとに、通訳を行う上での課題や問題点を挙げ、「通訳者としてどのように対応することが最善なのか」を学生同士で議論しながら、実践的な通訳力を養います。

日本医学英語検定試験を受けて
 私は、「コミュニティ通訳特論Ⅰ」の授業を履修する前にシラバスを見て、医療通訳という仕事があることを初めて知りました。そこで、資格の勉強をすればモチベーションを保てると考え、医療英語や医療通訳に関する資格を調べると、公的または民間の資格があることを知りました。資格がなくても医療通訳として働くことは可能ですが、実務上の信頼性や就職・派遣先での評価を高めるために、資格の取得が推奨されています。
 しかし、医療系学生でもなく医療通訳の実務経験もない私には、ほとんどの試験に受験資格がありません。例えば、「医療通訳技能検定」を受検するには、「①医療通訳養成講座または養成学校を修了している②医療通訳の実務経験が1年以上ある③試験委員会に全各号と同等と認められている」のどれかに当てはまる必要があります。一方、受験資格に特に制約のない検定試験があり、医学・看護・医療技術関係の従事者・教育者・学生・出版・教育などの業界に携わる多様な人々を対象にしています。これが、「日本医学英語検定試験」です。基礎級(4級)からエキスパート級(1級)まであり、私は6月21日に4級を受検しました。(合格しました!)
 4級といっても多くの医学知識や専門用語が求められるため、様々な本屋に行き医療英語に関する本を探して医療英語の教材や公式問題集を購入しました。医学の世界には、さまざまな診療科があるので、それぞれの用語をカバーするために、さらに教材を購入して、猛勉強しました。検定を受けることでモチベーションの維持につながったので、有効な学習法だと感じました。

「コミュニティ通訳特論Ⅰ」の医療通訳に関する授業を受けて

~医学英語を学ぶことと通訳をするということへのギャップ~

 受講前から医療知識や医学英語を学んでいましたが、授業を受けて、通訳者から見た医療現場の実際に衝撃を受けました。医療通訳を必要としているのは、旅行で日本に来る外国人患者だけではなく、日本に住む外国人労働者も対象です。日常会話は日本語で問題なくできても、医療に関する日本語になると、全く別物でかなり難しいのが現実です。「はい、はい」と答えていても理解していないこともあり、患者の表情を見ながら、正しく通じているか確認しながら通訳する必要があります。また、「言語の壁」だけでなく、「文化の壁」もあることを知りました。
 例えば、イスラム教徒でラマダン(断食)の期間中であるという理由から、食後に飲む薬を服用できない場合でも、通訳者の判断で理由を追加するのではなく、「それはどういうことですか」と患者本人に確認し、その回答を正確に医療従事者へ伝えます。このように、医療通訳者は必要以上に介入せず、中立的な立場で双方の意思疎通を支えるが重要なのです。
 授業を通して、医療通訳は「言葉の橋渡し」であると同時に、「文化の橋渡し」でもあることを強く実感しました。今後は、さらに、コミュニティ通訳者に必要な知識や実践力を身に付け、国際的な場で活躍できる人材になれるよう、学びを深めていきたいと思っています。
  • 学習のため買い集めた参考書と、学習ノート

2026/07/21 17:20:00 JUEMUN (模擬国連)に参加してきました Part II

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4月から時間をかけて準備を進め、待ちに待った7月10日。初日はとても緊張しました。オープニングセレモニーの前に同じMeetingの他大学の学生とお話をして少し心を落ち着かせることができましたが、いざMeeting Roomに入ると再び全身の身が引き締まりました。各国のポリシー・スピーチを聞き、地域ごとに集まる会議を経て、さらに細かいMeetingに分かれての議論…。落ち着く暇もないような1日を過ごしました。18:00になりやっと話し合いが終わり、疲労困憊の中Welcome Partyで多くの人と親睦を深め充実感と共に1日目を終えました。

前日の疲れが残る中のスタートでしたが、初日に仲良くなった仲間たちがいたため、緊張せずに2日目を始めることができました。2日目は主にCommitteeでの活動が中心となりました。話し合いで自国が必要だと感じる解決策案ごとに分かれ、決議案(Draft Resolution)を作成する前の草案(Working Paper)をまとめる1日でした。みんなで一緒にお昼ご飯を食べ、協力しながらWorking Paperを作成するうちに仲が深まっていきました。この日が1番頭を使い、沢山話し合い、濃密な1日でした。

最終日を迎える頃にはCommitteeで集まって話すのがとても楽しみになっていました。会議は各地域から寄せられた修正案をもとにCommitteeに戻って訂正作業を行いました。私たちのCommitteeはあまり訂正案がなかったため20分ぐらいで終わり、残りの時間はみんなでHangmanというゲームをして楽しく終わりました。そして最後は、Meeting Roomに行き各CommitteeのDraft Resolutionの最終確認をして終わりました。この瞬間、私は4月から準備してきてよかったなという達成感に満たされました。

最後に、この模擬国連を「大変やでー、難しいでー」と言いつつ、私が困った時に助けてくれた先輩の上羽仁平さん(英米語学科3年生)、加藤大和さん(グローバルスタディーズ学科3年生)。そして、3ヶ月半ご指導してくれたAngus McGregor先生(グローバルスタディーズ学科)をはじめ、JUEMUNに携わってくれた皆様ありがとうございました。ここで得た「英語でやり遂げた」という自信を胸に8月からのカナダ留学を頑張りたいと思います。

英米語学科2年生 森ひなた
  • レバノン代表を務める筆者(左)
  • 一緒に参加した上羽仁平さん(左)と加藤大和さん(右)
  • JUEMUN 2026に参加した京都外大生

2026/07/21 17:20:00 JUEMUN (模擬国連)に参加してきました Part I

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2026年7月10日から7月12日に神戸市外国語大学にて開催された JUEMUN 2026 (Japan University English Model United Nations:日本模擬国連) に参加してきました。JUEMUNとは全て英語で行われる学生主催の模擬国連大会のことです。日本国内や海外の大学から多くの学生が集まり、それぞれが国連の外交官になりきって国際的な課題について英語で議論し、決議案の採択を目指します。今年は17回目の開催で、全体のテーマは”Building a Gender Inclusive Society”(性別にとらわれない社会づくり)でした。さらにそこから3つの会議(Meeting)に分かれ、16カ国・26の地域から集まった総勢193人の学生たちと、具体的な解決策について話し合いました。京都外国語大学からはグローバルスタディーズ学科、英米語学科、スペイン語学科、留学生を含む33人 が参加しました。さらに、京都外国語大学はJUEMUNの3つある主催大学のうちの1つであり、多くの京都外国語大学の学生がMeeting 内でのリーダーを務めました。

JUEMUN 2026のホームページはこちら

私がJUEMUNに参加したのは今回が初めてです。所属する部活の先輩方がこの授業を履修しており、先輩方から体験談を聞いているうちに興味を持ったことがきっかけでした。また、今年の8月からカナダへの留学を控えているため、英語しか話さない環境に身を置いて挑戦したいという気持ちもありました。しかし、私が所属したMeetingのテーマはIntegrating Women in Political Decision-Making and Peace-Building Processes(政治的意思決定および平和構想プロセスへの女性の参画)でした。その中でも特にCommitteeのテーマであるEnhancing the Women, Peace, and Security (WPS) agenda(女性・平和・安全保障(WPS)アジェンダの強化)について英語で考えるのは心が折れそうな挑戦でした。

(Part IIへ続く)

英米語学科2年生 森ひなた

2026/07/01 23:20:00 6/30(火)図書館主催ブックトーク 『地球の歩き方』

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6/30(火)の昼休み、4号館で図書館主催のイベント「ブックトーク」が開催されました。今回のテーマは『地球の歩き方』。日本を代表する海外旅行のガイドブックとして知られ、長年、多くの旅行者や留学生に親しまれてきたシリーズです。

今回のブックトークでは、バンクーバー(カナダ)、大連(中国)、ダブリン(アイルランド)への留学経験を持つ4人の学生が、『地球の歩き方』の情報も交えながら、現地での体験や滞在のコツについて発表しました。

英米語学科から登壇したのは、バンクーバー島のノースアイランドカレッジに1年間留学をした3年生の早田弥生さん。世界各国から集まる学生たちとの交流、カナダならではの雄大な自然など、充実した留学生活の写真とともに『地球の歩き方』を紹介しました。

そして、ダブリンシティ大学に半年間留学した4年生の堀川花菜さんと1年間留学した南出菜緒さんは、アイルランドカラーの緑を基調としたプレゼンで、ダブリンの魅力について語りました。観光に便利なお得なカード情報など、『地球の歩き方』にも載っていない情報も交えながら、現地で生活した2人だからこそ語れる内容でした。

インターネットで手軽に情報を得られる時代ですが、学生たちは『地球の歩き方』ならではの実践的な旅のコツが、留学前の準備はもちろん、現地での生活にも大いに役立ったそうです。

大本学図書館には、『地球の歩き方』シリーズが豊富に揃っています。海外に行く予定のある人はもちろん、旅行気分を味わいたい人も、ぜひ手に取って読んでみてください。

  • 早田弥生さん(カナダ留学)
  • 堀川花菜さん、南出菜緒さん(アイルランド留学)
  • 『地球の歩き方』シリーズと!

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