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2019/09/26 17:50:00 国際文化資料館第7回研究講座・国際シンポジウム「中米地域社会における博物館 Part2」を開催しました!

  • Categoryイベント
  • Posted by植村
皆さんこんにちは!
早速ですが先日2019年9月8日(日)に京都外国語大学4号館5階(R452)で開催されました、国際文化資料館第7回研究講座・国際シンポジウム「中米地域社会における博物館Part2」についてご報告いたします!

ICOM京都大会2019開催記念を兼ねた本シンポジウムは、昨年10月6日(土)に本学で開催された国際文化資料館第6回研究講座・国際シンポジウム「中米地域社会における博物館」の第2弾となっています。

今年のシンポジウムでは、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカから以下5名の博物館・大学博物館関係者をお招きしました。

アナベラ・コロナド・ルイス先生(グアテマラ)
グアテマラ・デル・バジェ大学 文化遺産研究科長

古手川博一先生(ホンジュラス)
ホンジュラス国立自治大学社会科学部人類学科 教員

ミリアム・メンデス先生(エルサルバドル)
エルサルバドル文化省考古課 研究員

ハビエラ・ペレス先生(ニカラグア)
ニカラグア国立博物館 館長

リズ・ロハス・ロドリゲス先生(コスタリカ)
コスタリカ保険公社ヒスイ博物館 学芸員

昨年のシンポジウムでとりまとめられた「連携」、「共有・共感の形成」、「住民主体」、「人材の育成」という4つのキーワードをもとに、今年のシンポジウムではこれらのキーワードをより掘り下げて、住民の合意形成、アイデンティティ、先住民文化の記録・保存、マーケティング、広報に関する各国の取り組みや活動事例紹介、地域ごとに異なる課題や問題点についてご発表いただきました。

また最後には、コメンテーターに村野正景先生(京都文化博物館学芸員/京都外国語大学京都ラテンアメリカ研究所客員研究員)をお迎えし、発表に基づく議論が行われました。

とくに今回議題に上がった課題のひとつに、「活動の評価」というものがありました。これは、中米各国が各国の地域課題に基づいてそれぞれ活動を行っているが、その活動を相対的に評価し、活動の到達点を判断する客観的な基準が必要なのではないか、また多様な地域の中でそのような共通の基準をどのように設定できるのか、という大変難しい議論となりました。今後活動をしていく上での指針になりうるこの議題については、今後早急に解決する課題であるということで、各研究者の先生方とも今後の課題として「活動の評価」について検討することとなりました。

また昨年に続き、本シンポジウムの重要な点として、中米各国の情報共有の場として機能している点が挙げられます。参加している5ヵ国はそれぞれ中米の隣国でありながら、学術的な交流がまだまだ盛んとは言えない地域です。その背景には、経済格差や、政治的、また歴史的な問題があるのかもしれません。本シンポジウムを通じて、国ごとの課題・博物館としてではなく、中米地域全体の課題・博物館として各国が協力し合い、共に活動してゆける土台を築くことができていれば幸いに思います。

長くなってしまいましたが、今回も大変有意義な議論となり、今後解決すべき新たな課題も見つけることができました。本シンポジウムにご参加くださいました先生方、およびご臨席くださいました駐日ニカラグア共和国大使ロドリゴ・コロネル閣下並びに駐日ホンジュラス共和国大使アレハンドロ・パルマ閣下には心より御礼を申し上げます。
  • 発表者の皆さま、ありがとうございました!(左から:ハビエラ先生、アナベラ先生、ミリアム先生、リズ先生、古手川先生、村野先生)
  • 発表の様子(リズ先生)
  • 滞在中には京都観光もしました!こちらは御所での記念写真です。お楽しみいただけたでしょうか?

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