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2008(平成20)年度より、国際文化資料館の企画にて日帰りや1泊2日で美術館や博物館の見学会を開催しています。博物館だけでなく、寺院や歴史的な風情を残したまちなみを見学することもあります。

美術館・博物館見学会のご紹介

2023(令和5)年度

一乗谷朝倉氏遺跡博物館前で集合写真

一乗谷朝倉氏遺跡博物館の体験コーナー

恐竜博物館展示室

福井県立恐竜博物館前で集合写真

第21回の美術館・博物館バス見学会では、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館と福井県立恐竜博物館を見学した。今回の参加者は引率者を含めて13名で、朝8時にスクールバスで大学を出発、名神・北陸道を経由、11時過ぎに一乗谷朝倉氏遺跡博物館に到着した。
ここは2022年に新しく開館した博物館である。一乗谷朝倉氏遺跡は戦後、一乗谷朝倉氏遺跡研究所が中心となって本格的な調査が行われた。遺跡では発掘調査の成果にもとづき、当時の建物、町なみの復元作業が順次行われてきた。福井県では遺跡の歴史的価値を再発見し、見学者を増やすため、観光事業と連携したさまざまな施策を実施しており、遺跡のガイドセンターの役割を含めたこの博物館の開館はもっとも大きな事業であった。
したがって、館内は通常の歴史博物館としての展示(朝倉氏居館の実大再現コーナーも)だけではなく、ガイダンスコーナーや体験コーナー、さらにボランティアによる遺跡案内を組み込んだガイドツアー(有料)などが行われていた。また、スマホのゲーム感覚で遺跡を見学できるwebアプリを公開するなど、子供や若い人々も楽しみながら歴史を学べる工夫をしていたのが印象的であった。
そういう効果もあってか大型バスを使った観光客や家族連れが多くみられ、県の思惑がある程度うまくいっているといえよう。また、長期間におよぶ地道な研究成果あってこそであることを強調したい。
その後、勝山の恐竜博物館を見学した。数年前にも見学しているが、リニューアルオープンしたこと、今回一乗谷朝倉氏博物館を訪問するということで、ここまで足を延ばした。恐竜博物館についてはここで詳しくはのべないが、リニューアルオープンの目玉事業とされていた「小タマゴ」は幅、奥行き、高さ20~30mほどの空間のある3次元立体映像ルームであった。ただ、スクエアな空間にそもそも3次元映像を投影することに無理を感じた。公開されている映像も短時間で変化がなく、正直がっかりしたというのが素直な感想である。
しかし、学生も他の見学者も、大人も子供も、展示だけでなくグッズ売り場も楽しんでいる様子がうかがえた。みんな恐竜が好きなのだ。
北陸新幹線が開業すれば東京方面からの入場者も増えるだろう。一方、この博物館は世界有数の恐竜博物館とされている。やはりそこには地道な研究が行われている所以である。今後の発展を一恐竜ファンとして楽しみにしたい。
日没近く、現地を離れ、北陸道・名神を経由、午後9時前に大学に到着した。

開催日 2023年11月5日(日)
行き先 福井県一乗谷朝倉氏遺跡博物館、福井県立恐竜博物館

越前古窯博物館

古窯博物館での呈茶体験

福井県陶芸館

第20回の美術館・博物館バス見学会では、福井県越前町内の3つの博物館を見学し、越前フィールドミュージアム活動の拠点である熊谷区せせらぎ会館を訪問した。今回の参加者は引率者を含めて9名で、朝8時にスクールバスで大学を出発、名神・北陸道を経由、12時前に福井県陶芸村に到着、昼食後は越前古窯博物館、福井県陶芸館を学芸員の一瀬さんの案内で見学、古窯博物館では呈茶体験に参加した。その後、越前町織田文化歴史館へ移動、学芸員の村上さんから説明を受けた。最後に、越前フィールドミュージアム活動の拠点である熊谷区せせらぎ会館へ。活動のカウンターパートであり有機無農薬の米作りを行っている(株)田んぼの天使代表の井上さんから、中山間地をとりまくさまざまな問題は、日本の食料自給率など私たちの食生活に直結しているという話を聞くことができた。そして、午後4時半ぎに熊谷を離れ、北陸道・名神を経由、午後8時半過ぎに大学に到着、解散した。

開催日 2023年4月29日(土)
行き先 越前古窯博物館、福井県陶芸館、越前町織田文化歴史館、熊谷区せせらぎ会館

2022(令和4)年度までの美術館・博物館見学会

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2022(令和4)年度

MIHOミュージアム:学芸員の方から解説を受ける

信楽伝統産業会館:見学の様子

第19回のバス見学会は、滋賀県甲賀市にある信楽焼の里とMIHOミュージアムを訪ねました。今回は日帰りで本学の博物館学芸員資格課程履修生を対象に人数制限をして実施いたしました。
今回の参加者は引率を含め25名で、午前9時に京都外国語大学を出発しました。まずは、六古窯の一つである信楽焼の里にて窯元散策路や信楽伝統産業館を見学し、焼き物の町の街並みやまちつくりを学び、その文化や歴史に触れることができました。
午後からは、MIHOミュージアムへ移動し、学芸員の方に館の解説をいただきました。特に展示の方法や展示具を自作するというお話を聞いてからの展覧会見学は、充実したものとなりました。

開催日 2022年12月3日(土)
行き先 MIHOミュージアム、信楽町
2021(令和3)年度

展示見学の様子

展示見学の様子

第18回の美術館・博物館バス見学会は、徳島県徳島市のあわぎんホールで開催された「阿波藍魅力発信展覧会2021」(2021年12月17日~19日)を見学に行きました。この展覧会の中で、国際文化資料館も収蔵資料を出品し、「古代アンデス文明展 —色が織りなす世界—」と題して古代アンデスの表情豊かな土器や色鮮やかな染織資料を紹介しました。他のフロアでは、阿波藍の歴史や、日本各地の藍染作品などが展示されており、藍産業に関する理解を深め、地域の伝統的な技術や文化を守ることについて学ぶ機会となりました。

開催日 2021年12月18日(土)
行き先 徳島県あわぎんホール、徳島県郷土文化会館

福井県陶芸館

越前古窯博物館

織田文化歴史館

織田文化歴史館前で集合写真

新型コロナウイルス感染拡大によって、2020年度実施できていなかったバス見学会をほぼ1年半ぶりに再開した。第17回となる今回は、恒例の福井県越前町陶芸村にある福井県陶芸館、越前古窯博物館と織田町の織田文化歴史館を見学した。当日は、博物館実習Ⅰ担当の原先生含め17名が参加した。
陶芸館、越前古窯博物館では、学芸員の一瀬諒先生が展示室を回りながら、作品解説だけでなく展示の方法や展示環境など、学芸員の視点からのお話をしてもらった。また、織田文化歴史館では館長の吉田純子先生から施設概要を伺った後、自由に展示を見学した。さらに歴史館の前に拡がる剣神社に散策に行ったり、隣接する雨田光平記念館を覗くなど夏の一日を楽しんでいた。
例年、越前での見学がきっかけとなって越前陶芸館や織田文化歴史館で館園実習を受ける学生がおり、今回参加した学生さんも越前で館園実習を受けるきっかになってもらえたかと思う。

開催日 2021年7月31日(金)
行き先 福井県陶芸館、越前町織田文化歴史館
2019(平成31・令和1)年度

陶器神社

古い登り窯

第16回では、日帰りにて兵庫県の丹波焼の郷を訪問しました。午前は兵庫県陶芸美術館を見学し、午後は丹波焼の郷マップを片手に丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷のフィールドワークをしました。ちょうど陶器祭りが開催中で、学生たちと一緒に散策を楽しみました。中でも、陶器を祀った神社や古い登り窯が興味深く、その土地独自の陶器文化と歴史に触れた1日でした。

開催日 2019年10月19日(土)
行き先 兵庫県陶芸美術館、丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷

金沢21世紀美術館前で集合写真

ひがし茶屋街

第15回は、1泊2日にて金沢市を訪れました。1日目に金沢21世紀美術館と長町武家屋敷跡を見学、2日目にはひがし茶屋街や金沢市内を散策しました。金沢21世紀美術館では、展覧会だけでなく地域やアーティストたちとの様々な教育普及プロジェクトを開催するなど、交流を育む工夫がたくさんされており、まさに「まちの広場」を体感する時間となりました。
長町武家屋敷跡やひがし茶屋街、金沢市内の散策では、博物館やギャラリーなどの文化施設の多さに驚くとともに、金沢の風情豊かな街並みを堪能したりと充実の見学会となりました。

開催日 2019年5月18日(土)~19日(日)
行き先 金沢21世紀美術館、長町武家屋敷跡、ひがし茶屋街、金沢市内
2018(平成30)年度

大原美術館前にて

倉敷美観地区散策

第14回では、1泊2日で岡山県の大原美術館、勝山城下町・石谷家住宅を見学しました。倉敷市大原美術館では学芸員の方のレクチャーを受け、美術館の持つ歴史を感じながら見学を行いました。倉敷美観地区、勝山城下町を散策し、それぞれの町並みを活かしたまちづくりを体感しました。

開催日 2018年10月20日(土)~21日(日)
行き先 岡山県大原美術館・倉敷美観地区、真庭市勝山城下町、智頭宿・石谷家住宅(鳥取県)

Miemu前にて

亀山市関宿の風景

第13回は、三重県総合博物館(Miemu)と亀山市の関宿を訪れました。開館6年目となる三重県総合博物館では、学芸員の方より簡単に説明いただいたのち、常設展示、企画展示を見学しました。三重県の自然や文化、歴史が凝縮された展示で、愛称ミエムで親しまれているように、何度も足を運んで学ぶ博物館だなと思いました。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている亀山市の関宿では、電柱がない町並みを思い思いに散策して楽しみました。

開催日 2018年5月19日(土)
行き先 三重県総合博物館、三重県亀山市
2017(平成29)年度

2017年5月20日、第12回美術館・博物館バス見学会は、京都府の舞鶴引き揚げ記念館と赤れんがパーク、衣のまほろば 藤の郷の見学に行きました。
舞鶴引き揚げ記念館では、舞鶴と引き揚げの歴史に触れることができました。また衣のまほろば 藤の郷では、縄文時代から現代に伝わる最古の原始布「藤布」にまつわるお話をお聞きし、現在、藤の棚で行われている活動を知ることができました。

舞鶴引揚記念館にて、学芸員の長嶺さんに引き揚げについて教えていただきました

赤れんがパークでれんがパズルに挑戦中

衣のまほろば 藤の郷で古代布「藤布」に触れる

衣のまほろば 藤の郷にて、小石原さんにお話をお聞きしました

開催日 2017年5月20日(土)
行き先 舞鶴引き揚げ記念館、赤れんがパーク、衣のまほろば 藤の郷
2016(平成28)年度

2016年11月26日(土)~27日(日)、第11回目の博物館・美術館バス見学会は、福井県勝山市の恐竜博物館をメインとし、はたや記念ゆめおーれ勝山の見学と、平泉寺白山神社の散策をしました。恐竜博物館は、大人も子供も恐竜の大きさを体感でき、触りながら学べる工夫がいたるところにみられました。ゆめおーれ勝山は使われなくなった機織の工場をそのまま資料館として公開しており、勝山の産業の歴史を学芸員の方に講義していただきました。

恐竜博物館にて集合写真

はたや記念ゆめおーれ勝山、見学中

開催日 2016年11月26日(土)~27日(日)
行き先 福井県立恐竜博物館、はたや記念ゆめおーれ勝山、平泉寺白山神社

2016年5月14日、第10回美術館・博物館バス見学会は、滋賀県の竹生島と長浜市の黒壁スクエアを散策しました。竹生島は宝巌寺と都久夫須島神社があり、神の住む島としてあがめられていました。
黒壁スクエアは、まちなかを散策し、歴史に触れました。北国街道と長浜城から東に延びる大手門通りの交差点にあたり、江戸時代には藩命や法令などを伝える高札(こうさつ)が立った場所でした。

竹生島で集合写真

黒壁スクエア、曳山博物館へ

開催日 2016年5月14日(土)
行き先 竹生島宝巌寺、長浜市黒壁スクエア
2015(平成27)年度

2016年3月26日~27日、第9回目となる美術館・博物館バス見学会を行いました。今回は、1泊2日で、和歌山県太地町を訪ねました。古式捕鯨発祥の地であり、クジラとともに生きてきた町として、また移民の町としても知られており、その歴史に少しだけ触れることができました。

太地町立くじらの博物館にて見学中

奇岩・橋杭岩周辺散策

開催日 2016年3月26日(土)~27日(日)
行き先 太地町立くじらの博物館、石垣記念館、灯明崎、梶取崎など山見跡散策

2015年7月26日(土)、第8回目となる美術館・博物館バス見学会を行いました。博物館学芸員課程履修生とともに奈良県の大和文華館見学後、ならまち(元興寺の旧境内を中心とした地域)を散策し、平城宮跡を見学しました。

大和文華館へ

ならまちからくりおもちゃ館で体験中

開催日 2015年7月25日(土)
行き先 大和文華館、ならまち散策、平城宮跡
2014(平成26)年度 7月26日 行き先:
琵琶湖博物館、安土城考古博物館
2013(平成25)年度 7月27日 行き先:
愛知県陶磁美術館、瀬戸市中洞町散策
2012(平成24)年度 7月28日 行き先:
京丹後市立古代の里資料館、神明山古墳、網野町散策(丹後ちりめん工房見学など)
2011(平成23)年度 12月10日 行き先:
兵庫陶芸美術館
2010(平成22)年度 12月18日 行き先:
奈良県立万葉文化館、奈良公園周辺散策
2009(平成21)年度 12月5日 行き先:
姫路城、兵庫県立歴史博物館
2008(平成20)年度 12月13日 行き先:
MIHO MUSEUM、滋賀県立陶芸の森

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