2022/04/28 11:30:00 展示資料紹介 その⑥
展覧会
西村
明日からGW、ゴールデンなウィークです。10連休という方もいらっしゃるのではないでしょうか。まだまだ海外旅行はちょっと…と思われる方も、こちらのブログでちょこっと海外な気分を味わっていただけたらなぁと思います。
こんにちは! 国際文化資料館の西村です。
今回は、「かご」をご紹介したいと思います。宮武辰夫は、オーストロネシア語圏と呼ばれる地域、台湾、インドネシア、フィリピン、パプア・ニューギニアにて収集を行いました。特に、インドネシア、フィリピン、台湾では多くの「かご」を入手し、持ち帰りました。今でも十分な存在感があるこれらの美しい品々のうち、フィリピン「イフガオ族の飯籠」をご紹介したいと思います。
イフガオ族は、フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に住まう人々です。この地域は、フィリピンでも有数の稲作地帯であり、美しい棚田でも知られています。現在は、世界遺産にも登録されていて、多くの観光客が訪れているそうです。
さて、写真①の籠は、彼らがご飯を入れるための飯籠です。大きさは大小さまざまあり、手作りなので形にも少しづつ変化が見られますが、おおむね写真のような形で、蓋と提げるためのひもがついています。使い込まれているので、飴色をしています。
宮武もこの色と形にほれ込んだようですが、籠の中のご飯がなくなるまでは譲ってもらえなかったため、持っていた缶詰を分け合って中身を一緒に食べてから、譲ってもらった、と自著の中でつづっています。
写真②はイフガオ族がすむ家、③はイフガオ族の男性ですが、身に着けているものは褌のみです。宮武によれば、「盛装」とのこと。小わきに飯籠を抱えている人も見えます。
宮武による『世界原始民藝図集』の付録「世界に原始藝術を探る」には、入手の事情も織り込まれていて、当時の人々との関係性を垣間見ることができます。
まだまだいろいろな「かご」がありますが、それはまた次回に。
資料館は、5月8日までお休みになります。本ブログもしばしお休みをいただきます。9日には展覧会・ブログともに再開いたします。
では、また。よい休日をお過ごしくださいませ。
こんにちは! 国際文化資料館の西村です。
今回は、「かご」をご紹介したいと思います。宮武辰夫は、オーストロネシア語圏と呼ばれる地域、台湾、インドネシア、フィリピン、パプア・ニューギニアにて収集を行いました。特に、インドネシア、フィリピン、台湾では多くの「かご」を入手し、持ち帰りました。今でも十分な存在感があるこれらの美しい品々のうち、フィリピン「イフガオ族の飯籠」をご紹介したいと思います。
イフガオ族は、フィリピンのルソン島北部の山岳地帯に住まう人々です。この地域は、フィリピンでも有数の稲作地帯であり、美しい棚田でも知られています。現在は、世界遺産にも登録されていて、多くの観光客が訪れているそうです。
さて、写真①の籠は、彼らがご飯を入れるための飯籠です。大きさは大小さまざまあり、手作りなので形にも少しづつ変化が見られますが、おおむね写真のような形で、蓋と提げるためのひもがついています。使い込まれているので、飴色をしています。
宮武もこの色と形にほれ込んだようですが、籠の中のご飯がなくなるまでは譲ってもらえなかったため、持っていた缶詰を分け合って中身を一緒に食べてから、譲ってもらった、と自著の中でつづっています。
写真②はイフガオ族がすむ家、③はイフガオ族の男性ですが、身に着けているものは褌のみです。宮武によれば、「盛装」とのこと。小わきに飯籠を抱えている人も見えます。
宮武による『世界原始民藝図集』の付録「世界に原始藝術を探る」には、入手の事情も織り込まれていて、当時の人々との関係性を垣間見ることができます。
まだまだいろいろな「かご」がありますが、それはまた次回に。
資料館は、5月8日までお休みになります。本ブログもしばしお休みをいただきます。9日には展覧会・ブログともに再開いたします。
では、また。よい休日をお過ごしくださいませ。
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写真①「イフガオ族の飯籠」
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写真② イフガオ族の家々
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写真③ イフガオ族






