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2020/06/26 10:00:00 宮武辰夫コレクション展 〜番外編〜

  • Category展覧会
  • Posted by東上
こんにちは、国際文化資料館です。
スタッフ最小限にて自粛運営しておりました。

前回のブログから2ヵ月が経ち季節は梅雨に入りましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
夏本番にむけて雨に濡れる新緑を楽しみましょう。

そんな中、南館長は京都新聞さんの取材を受けておりました。
6月13日(土)の京都新聞朝刊(25ページ)「ミュージアムの力」に国際文化資料館が掲載されました! ぜひご覧くださいませ。


記事はこちら
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/277149


さてさてさて京都市内の博物館や美術館は少しずつオープンしてきましたね。

国際文化資料館はと言いますと、感染症対策をしっかり練って開館に向けて準備中ですので、もうしばらくお待ちくださいませね。

今回は勝手ながら宮武辰夫コレクションの中での東上の推し展示品をご紹介したいと思います。

台湾より
パイワン族の「木製加彩女神像」「木製加彩男神像」です。

どうでしょう。この表象。どうですか。


“この男神像はパイワン族の寝室に飾られていた祖霊神で、頭から直ちに手足が表現されている様子は、幼児画の発生途上の頭から手足が生えるとの同様”(『幼児の繪は生活している』宮武辰夫著)

『世界原始民藝図集』や宮武の著書を読む度に出てくる、”芸術の健康さ”とはこのことか、と私はこれを見たとき、そのフレーズが胸にストンと落ちた気がしました。


宮武はくりかえし書いています。
原始社会には藝術と呼ぶ分科もないし、藝術家という特殊な存在もない。
原始社会には譲渡という事が殆どない。
原始人はものを美しくつくろうという意識をもたない。
原始社会にはお互いがつくったものを誉めあったり批評したりする事をしない。

宮武が蒐集品を通して伝えたかったこととは、生活への必然性が発揮するものの力なのではないでしょうか。

“末梢的な技巧美を追って遂に行き詰った現代文化人の藝術が、遠い過去に置き忘れたものを原始人が持っている。”

宮武のコレクションとともに「もの」と「想い」を今後も伝えていきたいと思いました。

開館の暁には、じっくりゆっくり眺めて見てください。


宮武の蒐集品を直接見たいと自宅を訪れた柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司、外村吉之助たちも時間を忘れて見入ったようです。(『世界原始民藝図集』第4巻 編輯後記より)

展覧会場では当時の宮武邸の写真を壁面に貼っています。雰囲気が少しでもつたわりますように。
お楽しみに!
  • 台湾パイワン族 左:「木製加彩女神像」 右:「木製加彩男神像」
  • 台湾パイワン族「木製加彩男神像」
  • 台湾パイワン族「木製加彩女神像」

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