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2019/07/18 10:10:00 展覧会関連特別講演が行われました

  • Categoryイベント
  • Posted by宮田
現在、国際文化資料館にて開催中の写真展「カパック・ニャン:遥かなるインカ道」の特別講演が7月13日(土)に行われました!

講師は関西外国語大学より、鳥塚あゆち先生をお迎えいたしました。

「変わりゆくアンデス高地の生活と旅の道」と題し、現代に生きるペルーの人々の生活と道の関係や、変化についてのお話を聞くことができました。

「道」とは、人々がそこで生活し、使用するためにできる物です。人々が生活を変え、その道を使わなくなると、道はだんだんと消えていき、また新しい場所に道ができます。今回の展示会で扱った「インカ道」もまた、インカの人々が生活し、旅をして暮らしていく中でできた道です。

鳥塚あゆち先生は何年もの間、毎年ペルーの標高4000メートルを超える高地で牧畜を生業とする村人達と生活を共にし、今回そこでのお話をしてくださいました。

現在、ペルーの人々は十数年前まで高地で牧畜をする人々が農村にリャマなどの家畜を連れて農作物と物々交換の旅をすることはなくなりました。
その為、旅をしていた道は再び放牧地の中に埋もれつつあります。
これはアルパカの毛が外国で高値で取引されるようになり、高原で暮らす人々の生活が物々交換から貨幣経済に変わり、生活や習慣が変化したために起こった出来事です。

また、数年前に近くで鉱山の工事が行われることになり、工事に伴う道路交通整備が行われたそうです。そのため、以前は車を降りてから数時間かけて歩かなければならなかったところが、街から車で楽に行けるようになったそうです。その結果、共同体からも街に出る人が増え、今度は放牧をする若い世代が減ってしまったそうです。

ペルーの人々が今まで何気なく当たり前に使っていた道が、異国の私たちの生活によって変化したり、逆に道の変化が私たちの生活に変化をもたらす、という人間と道との関係を知り、新しい物事の見方を学ぶことができました。

「カパック・ニャン:遥かなるインカ道」の開催期間は7月27日(土)までとなります。まだお越しでない方はぜひお立ち寄り下さい。

皆様のお越しを心よりお待ちしております!
  • 関西外国語大学 鳥塚あゆち先生
  • 世界のラクダ科6種の内ペルーには4種もいるという事に驚きました

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