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1988年4月22日に発足したメビウス研究会は、英語学、言語学の啓蒙を目的とする会である。英語学、言語学では多くの理論や概念が提案され議論される。英語学、言語学に興味を持っても、多くの専門用語や概念があるため、理解することは容易なことではない。学問研究は一人でも多くの人がその分野に興味を持ち、考え、議論し、発展していくものである。研究を志す人の少ない分野は淘汰され衰退していく。そこで、次の世代の研究者の育成を視野に入れ、同時に京都外国語大学で研究と教育に従事する者のお互いの見識を広め、自己の研究分野以外の研究をも理解し、少しでも多くの若い世代に、英語学、言語学に親しみを持ってもらうことを目的として、この研究会が発足したのである。

メビウスという名称は言語の本質を視覚的にとらえようとしてつけられたものである。言語は、われわれ人間が生まれてからきわめて限られた短い期間内に無意識のうちに獲得されるものである。そして一度獲得してしまえば、無限の生成能力と無限の言語使用が可能となる。つまり人間は、有限から無限を生み出す能力を持っているのである。そしてこの能力は無秩序な変異、拡散をもたらすものではなく、限られた範囲においてその多様性を見せるものである。このような、限られた範囲の中で、有限のものから無限を生み出す機構として、「メビウスの輪」にちなんでメビウスと命名したのである。

幹事

  • 藤本 幸治

過去の研究会・講演会

機関誌

  • 機関誌のページをご参照下さい。

京都外国語大学・京都外国語短期大学 国際言語平和研究所

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