| HOME > 展示目録 > 第1部. 日本論としてのキリスト教布教報告書類 > 2.ポルトガル人が著してポルトガル国外で刊行された書物 |
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| ルイス・ピネイロ(Luis piñeyro, 1560-1620)はポルトガル出身のイエズス会宣教師で、1612(慶長17)年に来日した。この年、徳川幕府は諸国の大名にキリシタンの摘発、改易、追放を含むキリスト教に対する最初の全国的禁制を発した。また、幕府自体も京都にあった会堂を壊すなど、その禁教令は徹底したものであった。ピネイロはこのようにキリスト教関係者にとって厳しい時代に日本の土を踏んだためか、彼の活動などの詳細についてはわかっていないが、おそらく1614(慶長19)年の追放令後に日本を離れたものと考えられる。 本書は、ピネイロが日本に滞在した1612(慶長17)年から1615(元和元)年までの4年間に見聞きした布教状況と幕府の姿勢について書き綴ったものである。内容は5章に分けられ、第1章は徳川家康によってキリシタンの迫害が駿河(静岡)と有馬(長崎)から始まったこと、第2章はキリシタン迫害が他の地方へも広がったこと、第3章は幕府による迫害が全国的に広がり、多くの宣教師たちが処刑され教会が壊滅的な被害を受けたこと、第4章はイエズス会の宣教師たちがマカオやマニラへ脱出したこと、第5章は日本でおこなわれたキリシタン追害の詳細、となっている。 本書は1618(元和4)年にパリで刊行されたフランス語版であるが、初版はスペイン語で"Relación del sucesso que tuvo nuestra Santa Fe en los Reynos de Iapon"(『日本切支丹追害史』)として1617(元和3)年にマドリードで'出版されている。 |
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