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14 ロゼッタ・ストーン、アメリカでも解読される

MORTON, Henry and Others (ed.)

Report of the Committee appointed by the Philomathean Society of the
University of Pennsylvania to translate the inscription on the Rosetta Stone

2nd ed. [Philadelphia, 1859.]

モートン編『ロゼッタ・ストーン碑文解読委員会報告』

 本書は1855年にアメリカのペンシルヴァニア大学へ贈られたロゼッタ・ストーンの石膏模型をもとに、英語への翻訳調査を行った同大学の「ロゼッタ・ストーン碑文解読委員会」の報告書である。ロゼッタ・ストーンの解読は1822年にフランスの言語学者ジャン=フランソワ・シャンポリオンらによって成功しており、本書の編集者で後にスティーブンス工科大学の初代学長となるヘンリー・モートンらが所属する委員会によって、英語翻訳に着手された。
 巻末には同委員会のメンバーや文章の翻訳や解読に加わった人たちの名前が記されている。また、文章は殆ど筆記体で書かれており、多くのページには美しいデコレーションが入れられてエジプトの雰囲気を高めている。
 なお、本書の初版はこの第2版が出版された一年前の1858年に刊行された。
                              (23×21cm )

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