2026/01/13 11:00:00 2025人権週間講演会報告
イベント
人権教育啓発室
\2025人権週間講演会を終えて/
ちがいを楽しむ~いま君のいる場所
だけが、世界のすべてじゃない~
開催日時:2025年12月10日
18:00~19:30@171
俳優・タレントの副島淳さんをお招きし、見た目とのギャップからいじめ、差別を受けた生い立ち、過去から現在までの人生を通して、「ちがい」とどう向き合い楽しめるようになってきたかをご講演いただきました。会場には110名を超える方々にご来場いただきました。副島さんのご講演は様々な年代や立場の方々に寄り添い勇気づけてくれるような内容でした。ご講演のあらすじと感想を綴りたいと思います。
物心ついたころに父親はおらず、祖母と母との3人暮らしだった。小学校に上がった後もいつもクラスの真ん中にいるようなみんなから愛される人気者だった。状況が一変したのは小学4年生の秋に母の再婚をきっかけに浦安に引っ越しをしてからだった。蒲田の小学校とは違い1学年1クラスずつしかない小さな小学校だから全校生徒と仲良くなろうと意気込んで通い始めたものの…。無視、差別、言葉の暴力、身体的暴力…壮絶ないじめの始まりだった。頑張って仲良くなろう、みんなに振り向いてもらおうともがけばもがくほどに周りはヒートアップする。次第に気力がなくなり周囲から心を閉ざすようになり、遂に今まで我慢してきたもの、溜めてきたものがあふれ出るように母に思いをぶつけた。ただ、母から返ってきた言葉は意外なものだった。。
「母がはじめにちがいを楽しんでいたのかもしれない。」その言葉がとても印象的でした。お母様は副島さんを産んだ時から副島さんが辛い経験する時が来るかもしれないこと、またその先にきっと自分で自分の容姿やバックボーンを認めて好きになれる時が来ると信じていらっしゃった。想像を絶するほどのご経験をされたその辛すぎる期間を支えたのは、また現在の副島さん自身を支えているのは他でもないご家族、お母さまの存在や考え方だったのだと感じました。幼少期、小学生、中学生…。小さい頃はどうしても、自分自身のコミュニティーが狭いことが多い、家庭と学校と習い事…。その分、今まで見聞きしたことで解釈をしてしまったり、違うことを排除しようとしてしまったり。良くも悪くも環境が人を支え、環境が人を変えてしまうんだと改めて考えさせられました。「自分がいる場所だけが、世界のすべてじゃない」と言う副島さんの言葉がそれぞれの形で一人一人の心に届いたそんな講演だったのではないかと思います。苦しい時、辛い時、逃げてもいい、立ち止まってもいい、だけど死ぬということはもったいない。いじめをした側の子たちはいつか忘れる、そのために自分の命を絶つのはもったいない。様々な方との出会いやご経験を通して、視野・世界・価値観を広げていかれた副島さんの暖かな優しいアイデンティティを多くの方々に知ってもらえたら嬉しいです。









