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日本語学科 教授 長濵拓磨 |
紹介本:光洙(イ・グァンス)著『無情(무정)』(1918)
李箱(イ・サン)著『翼(날개)』(1936)
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ソウルには韓流ブームの発信地としての華やかな面と政治的な闘争の絶えない暗い面の2つの顔があります。そのどちらにも日本が深くかかわっています。では、100年前、90年前はどうだったのでしょうか。日本統治下の35年間、人々が何を考えどのように暮らしていたのか。それを知る手がかりがこれらの作品の中にあります。ぜひのぞいてみてください。
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英米語学科 1年次生 齊藤心莉 |
紹介本:キム・ヨンハ著『殺人者の記憶法』(2017)
ハン・ガン著『菜食主義者』(2011)
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私たちの生活に身近に存在する恐怖、それを感じ取れるのが韓国文学の魅力のひとつです。リアリティある題材を用い一層狂気的に描かれることで、より読者の恐怖を駆り立て、幽霊などの恐ろしさなどはまた違う、いい意味での気持ち悪さを含ませる、それが"サイコホラー”というジャンルであると私は思います。一度手に取って読んでみてください。恐怖は以外にも、近くにあるかもしれません。
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英米語学科 4年次生 手嶋航太郎 |
紹介本:チョ・ナムジュ著『82年生まれ、キム・ジョン』(2018)
キム・ハナ、ファン・ ソヌ著『女ふたり、暮らしています。』(2021) |
韓国の「男尊女卑」の文化について2冊の本を元にお話しさせていただきました。我々の日々の生活の中に、ジェンダー差別の文化が存在しています。今回紹介させていただいた本を通して、男尊女卑の文化について理解を深めていただけたら幸いです。少しずつでも男性だから女性だからという考え方の風潮をなくしていけたらと思います。全ての人が性別について悩むことなく過ごしていける世の中になることを望んでいます。
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