2022年度ブックトーク第1弾を開催しました。

2022年度ブックトーク第1弾を5月25日(水)に行いました。当日は学生1名と図書館スタッフ2名が自身が薦める本について語りました。
発表後はオーディエンスを交えての座談会で盛り上がりました。
 

ブックトーク第1弾「京都」

2022年5月25日(水) 図書館第3閲覧室
「京都博士になれる本」
中国語学科4年次生     岸本 明紀
紹介本:浅井建爾著 『地図・地名からよくわかる!京都謎解き街歩き』
 私は、外大に入学して、通学するようになって京都の神社仏閣に興味を持つようになりました。しかし京都は、よく知られているようで、謎に包まれている部分が多い事をこの本を読んで気が付きました。たとえば、なぜ西院・西陣があって、東院・東陣はないのか?京都タワーの高さが、131mである理由は?などなど。知れば知るほど奥深いです。そんな謎を本にある地図と照らし合わせながら、解き明かしていくことができます。これを読めばあなたも京都博士になれるかも!!
「京都で育まれた季節を感じる心」
図書館職員      栄 咲子
紹介本:水野久美 文 ; 森松輝夫 絵 『絵で楽しむ日本人として知っておきたい二十四節気と七十二候』
小宮理実著 『福を呼ぶ京都食と暮らし暦』
飯田知史著 『七十二候を味わう京料理』
 私が閲覧室で、偶然見つけて興味を持った本が『絵で楽しむ日本人として知っておきたい二十四節気と七十二候』です。二十四節気と七十二侯について綺麗なイラスト付きの解説に惹かれました。京都では季節を感じる心が茶道や華道などの伝統文化を通じて育まれてきました。他にも二十四節気と七十二侯について書かれた本がないか探して見ると『福を呼ぶ京都食と暮らし暦』と『七十二候を味わう京料理』がありました。この2冊は料理のなかで二十四節気と七十二侯が、どのように育まれてきたのかがよくわかる本です。
「歴史を紐解くということ」
図書館職員      榎本 恭子
紹介本:村井康彦著 『千利休』
 幼い頃から親しんでいる茶の湯の祖、千利休について書かれた学術書『千利休』は、私の院生時代のゼミの教授、村井康彦先生が書いた著書です。信長・秀吉との交流、草庵茶湯の大成、そして悲劇的な賜死。劇的にして謎に満ちたその生涯に対峙し、史料の精緻な読解にもとづく論証によって、研究者のみならず茶道界にも衝撃を与え、その後の利休像を決定づけた不朽の名著です。