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18 ナポレオン戦争の影響下、クルーゼンシュテルン、ロシア初の世界周航を成就

KRUSENSTERN, A. J. von

Reise um die Welt in den Jahren 1803, 1804, 1805 und 1806

4 vols. St.Petersburg, 1810-1814.

クルーゼンシュテルン『世界周航記』

 クルーゼンシュテルン(1770-1846)は現在のバルト三国のエストニアでスウェーデン貴族の家系に生まれたロシア海軍の提督である。彼はナポレオン戦争の最中、ロシアの世界交易路の開発を上申したことから、世界周航をめざすための艦隊指揮官に命じられた。この計画は東洋や南米との貿易をはじ めカリフォルニアに植民拠点を作るための調査が含まれており、ロシアで初めての大規模な航海であった。
 1803年、クルーゼンシュテルンは旗艦ナジェージタ号とネヴァ号を率いてクロンシュタットを出港し、ホーン岬から太平洋に入り、ハワイ諸島を経てナジェージタ号はペトロパブロフスクに入港。1804(文化元)年には日本へ津太夫ら漂流民を長崎へ送り届け、同乗していたニコライ・レザノフ遣日使節が徳川幕府と通商交渉を行ったが不調に終わった。この間、クルーゼンシュテルンは日本近海の調査を続け、地図の作成などで成果を挙げた。その後も千島列島やサハリン海域を調査して、マカオでネヴァ号と合流し、喜望峰を経由して1806年にクロンシュタットへ戻った。
 本書はこの航海の記録で、1810年から1812年にロシア語版と共にサンクトペテルブルクで刊行されたドイツ語版の初版で、地図は1814年である。1813年に英語版が出版され、他にもフランス語、デンマーク語、オランダ語、スウェーデン語版などがある。
                    (本文27×22cm×3 vols. 地図66×49cm)

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