WEB版稀覯書展示会

『日本誌』

De beschryving van Japan.
Kaempfer, Engelbert
Amsterdam : 1733.

ケンペル 『日本誌』より京都

 エンゲルベルト・ケンペル(1651-1716)は、17世紀におけるドイツ最大の旅行家といわれているように、世界中を旅したドイツの医者、博物学者である。1690(元禄3)年、江戸幕府五代将軍徳川綱吉の時代にオランダ東インド会社の船医として長崎を訪れ、1692(元禄5)年まで滞在した。
 本書の中には、著者が長崎から江戸に参府旅行する途中に立ち寄った京都についての記述がある。御所の所在地であり、品物の集散地である京都は、ほとんどの家で何かを製造しているか、品物の売買に携わっているとし、京都にやって来て何も買い求めない人はいないであろうと述べ、京都を日本における諸技芸の中心地であるとしている。

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