| HOME > 展示目録 > II. 日仏修好通商条約の締結後に刊行されたフランス人による書物(1900年まで) |
| ロニーの主な日本関係著作 |
| レオン・ド・ロニー(1837-1914)は北フランスのノール県ロースに歴史学者の子として生まれた。若くして植物学に関心を示していたが、コレージュ・ド・フランスの教員のもとで中国語を学び、古典籍にも精通するようになっていた。やがて、この頃のフランス国内に指導者が皆無に等しい状態であった日本語に転じて、独学で研究を始めた。十七歳で日本語に関する著作を発表し、若くして日本語研究者となり、1862(文久二)年には徳川幕府が派遣した竹内下野守遣欧使節一行の通訳を務めた。その後、東洋語学校の講師となり、やがて新設された日本語学科の教授に就任した。その間、頻繁にフランスを訪れるようになった日本人と交流を持って、日本語の文献を入手して研究や翻訳の資料としている。また、1873年から開かれ始めた東洋学者国際会議でも主導的な役割を担い、ヨーロッパにおける日本研究の発展に尽力した。しかし、終世にわたり来日することはなかった。 なお、彼が上梓した日本語についての研究書と日本研究書は数多いが、本学図書館が所蔵する二十五点の関係書の内、主なものを紹介する。 |
![]() |
| 『日本書紀』の神代の巻の翻訳である。ロニーは『日本書紀』を『旧事紀(旧事本紀)』、『古事記』と並ぶ「三部本書」のひとつで神道の聖典であるとの立場に立ち、漢字以前に日本にあったとされる神代文字はハングルと似ていることから、日本の古代人が朝鮮半島の人たちと意志の疎通ができ、神代文字で書くことに意義があったなどとする。 |
前の図書へ![]() |
次の図書へ |