Doctoral Program

博士後期課程

幅広い発想・思考を促し、
従来の理論や常識を超える研究を。

  • 実証性を重視し、国際社会に貢献する研究者を養成。
  • 先端科学など多分野に通じた創造性ある言語教育者を養成。
  • 各領域間の交流と連携を強化し、教育と研究両面の充実を図る。
研究科・課程(標準修業年限)外国語学研究科 博士後期課程(3年)
専攻(入学定員)異言語・文化専攻(3名)
研究領域言語文化領域、言語教育領域
授与学位博士(言語文化学)

自らのテーマを深く掘り下げ、独創的な切り口や学術的にも価値ある内容を探り、博士論文を作成します。必要な指導や助言は研究指導教員により個人指導で行われるため柔軟な研究スケジュールが可能となります。また、異なる研究領域を担当する教員にもアドバイスを求めることができ、より広い視野からの発想・思考を促し、独自性のある研究成果につながることが期待されます。どちらの領域にも各分野で先進的研究を続ける教授陣が名を連ねており、加えて自らの知見と経験に基づく実証性を重視する立場から、従来の理論や常識を超える独自の研究を追究しやすい環境です。

研究領域紹介

言語文化領域

世界の主要な言語とその背景となる多様な文化体系に関して、高度な専門知識に基づく多層的な研究と考察を行います。コーパス言語学や認知言語学など世界的にも進化のめざましい学術研究分野、現地での調査や経験的裏付けを求める地域研究など、多角的な視点と考察力の育成を主眼とした研究指導を展開。国際社会におけるグローバルな視点と個々の民族におけるローカルな視点を併せ持ち、研究で得た成果を広く人類に還元するとともに、常に社会への貢献を忘れない人間性あふれる研究者を養成します。

言語教育領域

英語教育および日本語教育の専門的指導に必要とされる高度な知識と見識、説得力ある指導法を修得するとともに、新しい教授法や教材開発などにも取り組みます。中学・高校での教育実習体験の情報や教員との共同研究で得たデータを分析するなどして現場意識を深め、また最新の脳科学研究から得られた先端情報に触れる機会を設けるなど、研究者としての見識を大きく広げられる指導を行います。これからの時代に求められる、創造的でかつ柔軟な対応力を備えた教育者および教育研究者を養成します。

研究指導の内容

1年次では、博士前期課程での研究を発展させ、新しい研究への展開を方向付けるとともに、研究テーマに応じた研究構想の立案をサポートします。2年次では、博士論文執筆に必要な文献の講読や調査についての示唆を与えるとともに、博士号授与の基準として求められる学会発表や学会誌などへの論文投稿を後押しします。3年次では、研究成果を相互討論して内容を深め、博士論文の完成に至るまでの研究指導・助言を行います。

論文作成スケジュール

博士課程のスケジュール図。1年次に「指導教員(主査)決定」、「博士論文研究計画書提出」、「博士論文概要・要約提出」、「第一次発表会(公開)[博士論文の概要を発表]」。2年次に「第二次発表申込」、「博士論文主要内容・要約提出」、「第二次発表会(非公開)[博士論文の主要な内容を発表]」。3年次に「博士論文提出」、「口述試問(公開)」の順に進む流れを示しています。

Student's Voice

感情を表す形容詞の副詞的用法について研究。
学会発表も重ねながら、知を深化させていく成長を実感。

博士後期課程2年次生 言語文化領域 王 一臻さん

博士後期課程2年次生 言語文化領域 王 一臻さん

中国で修士課程に在籍していた際、言語学を深く探究したいと考えていた私に、当時の指導教員が本大学院への進学を勧めてくれました。日本文化が息づく京都で、高度な専門性を有する先生方と深い議論を重ねる日々は確かな成長につながっています。現在の研究テーマは、日本語における感情形容詞の副詞的用法です。「楽しく遊ぶ」「うれしく思う」などの表現に着目し、どのような動詞と結びつきやすいのか、その規則性を分析しています。検証過程で、感情の種類ごとに共起する動詞のタイプが異なる点が明らかになってきました。学会で研究発表を行う機会も多く、学内外の研究者と交流する経験は大きな刺激になっています。将来は大学で言語学を教え、AIなどの新たな技術とも向き合える人材の育成に努めます。

中国人にとって難しい「は」と「が」の使い分け。
課題を解明し、効果的な日本語指導法の確立を目指す。

博士後期課程2年次生 言語教育領域 ゲイ ウンさん

博士後期課程2年次生 言語教育領域 ゲイ ウンさん

日本で修士課程を修了後、中国で日本語教員として働いていました。現場経験を重ねる中で、より高度な研究に取り組む必要性を実感し、本大学院へ。日本語教育分野で国内屈指の実績を誇る先生方のもとで指導を受けられる点は大きな魅力でした。現在は、「は」と「が」の使い分けについて研究しています。中国語には日本語のような格助詞がないため、中国人にとって理解が難しいテーマです。アンケート調査も交えて習得上の課題を明らかにし、効果的な指導法の確立を目指しています。周囲にはベテランの日本語教員やさまざまな国から来た大学院生がおり、互いに助言し合い、協力しながら学びを深めることができています。奨学金などの充実した支援体制を存分に活用し、確かな成果を手にしたいです。

KUFS PEOPLE

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