2013/08/14 07:10:00 学生による学びの成果~春学期の授業課題から(1)
授業
河上
今年度の京都外大は7月末で春学期の授業が終わりました。今日は、春学期に学生たちが何について、どのように学びを深めていったのか、少し話してみたいと思います。例として取り上げるのは、私が担当した1回生の選択科目「日本文化事情I」です。
「日本文化事情I」では、「マイノリティの視点から見た日本の文化事情」というテーマで授業をおこないました。授業ではまず、マイノリティとはいったいどんな意味をもつ言葉なのかについて検討しました。辞書を引くことからはじめ、次に国内外のマイノリティに関する研究や国際法も参照しました。そして同時に、学生たちは自分の身の回りの経験に照らし合わせて、その言葉の意味を考えました。
ある学生は、「マイノリティ」を次のように定義づけました。
マイノリティの意味は、辞書には少数派、少数民族と記載されている。しかし、私はそのような簡
単な言葉だけで表現できるものではないと考える。本当のマイノリティの定義とは、誰かが社会的
に勝手に決めた枠組みから外れた、ごく少数の人たちのことで、そのマイノリティの立場である人
が場合によっては差別されたりすることがある。
一方、次のように、この言葉を定義づけるという行為そのものに困難を覚えた人もいます。
私は、「マイノリティー」という言葉に確固たる定義は存在しないと考える。社会全体からみる
と、「マジョリティーの逆」という漠然としたイメージがあるが、実際に当事者(社会全体から見
た大きな意味でのマイノリティー)として生きてきた私から見ると、「マイノリティー」は「マジ
ョリティー」と常に表裏一体だと感じる。また、それは当事者の意識、置かれている状況により頻
繁に変化するものだと思う。ある集団でマジョリティーだった人が、別の集団でマイノリティーだ
ったということはよく起こりうることではないか。
このように、学生たちは深く考えれば考えるほど、よくわからなくなるといった経験もしながら、それでも自分の考えたことを言葉にする取り組みを重ねました。
次回以降、この授業の一環としておこなった立命館大学のサークル「color-free」との交流会や、履修者たちがおこなったグループ研究について紹介します。
「日本文化事情I」では、「マイノリティの視点から見た日本の文化事情」というテーマで授業をおこないました。授業ではまず、マイノリティとはいったいどんな意味をもつ言葉なのかについて検討しました。辞書を引くことからはじめ、次に国内外のマイノリティに関する研究や国際法も参照しました。そして同時に、学生たちは自分の身の回りの経験に照らし合わせて、その言葉の意味を考えました。
ある学生は、「マイノリティ」を次のように定義づけました。
マイノリティの意味は、辞書には少数派、少数民族と記載されている。しかし、私はそのような簡
単な言葉だけで表現できるものではないと考える。本当のマイノリティの定義とは、誰かが社会的
に勝手に決めた枠組みから外れた、ごく少数の人たちのことで、そのマイノリティの立場である人
が場合によっては差別されたりすることがある。
一方、次のように、この言葉を定義づけるという行為そのものに困難を覚えた人もいます。
私は、「マイノリティー」という言葉に確固たる定義は存在しないと考える。社会全体からみる
と、「マジョリティーの逆」という漠然としたイメージがあるが、実際に当事者(社会全体から見
た大きな意味でのマイノリティー)として生きてきた私から見ると、「マイノリティー」は「マジ
ョリティー」と常に表裏一体だと感じる。また、それは当事者の意識、置かれている状況により頻
繁に変化するものだと思う。ある集団でマジョリティーだった人が、別の集団でマイノリティーだ
ったということはよく起こりうることではないか。
このように、学生たちは深く考えれば考えるほど、よくわからなくなるといった経験もしながら、それでも自分の考えたことを言葉にする取り組みを重ねました。
次回以降、この授業の一環としておこなった立命館大学のサークル「color-free」との交流会や、履修者たちがおこなったグループ研究について紹介します。






