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2014/01/16 20:30:00 西陣織職人へのインタビューを通して見えたこと(2)

  • Category学生紹介
  • Posted by河上(国際教養学科:文章:安岡さん&写真:東川さん)
西陣織× ニューヨーク× ブラジル
 
 仕事場を少し見せていただいた後、石田さんは私たちにある写真を見せてくれた。それはアメリカのニューヨークで行われたファッションショーのランウェイを歩く外国人女性の写真だった。なんと、その女性が着ているドレスの裾の部分に西陣織が使われているとのことだった。実はそのドレスは、第四十四代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏の夫人である、ミシェル・オバマ氏のファッションを手掛けるデザイナーがつくったものだそうだ。
 このファッションショーに起用されたドレスの西陣織は、石田さんご夫妻のお知り合いの方が織られたという。石田さんはこのように西陣織を部分的に『切って』使うことに対しては少々疑問を感じるとおっしゃいながらも、仲間の活躍を嬉しそうにお話してくださった。
 このような「グローバル化」は西陣織の生産元にも表れている。西陣織の糸の元となる蚕はどこで養殖されているものが多いかご存じだろうか。私はてっきり日本や中国、インドネシアといったアジアの国々で生産されていると思っていたが、石田さんの口から予想外の国名を聞かされた。なんと今ではほとんどがブラジルで生産されているそうなのである。
 ブラジルの糸を使って日本で西陣織が織られ、ニューヨークでスポットライトを浴びる。西陣織が形を変えて、国境を超える。文字通り、世界と日本をつなぐ「糸」になっているのだ。

  • NYのファッションショーに登場した石田さんのお知り合いが織った西陣織
  • ノート片手に何度も現場にお邪魔しました

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